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九州農政局

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長崎県内のジビエ処理加工事業者を紹介します

鹿

近年、長崎においても「イノシシ」や「シカ」といった有害鳥獣による農作物等への被害 が多く発生しており、私たちの生活圏にも度々その姿をあらわすようになってきました。
農作物等への被害防止対策として、電気柵やワイヤーメッシュを設置することによる侵入 防止対策や箱わな等による捕獲活動が各地域で行われています。しかし、捕獲された有害鳥獣のその多くは、埋却や焼却によって処分されています。
最近では、捕獲された「イノシシ」や「シカ」は、状態のいいものを適切に処理・加工することで、「ジビエ」という地域資源の優れた天然食材として活用されています。
このため、鳥獣被害対策の一つとして取り組まれている県内の「ジビエ」への活用を広く知っていただくため、長崎県農山村振興課と連携し、ジビエ処理加工事業者と、そこで加工製造されているジビエ商品等を紹介していきます。


取材したジビエ処理加工事業者は以下のとおりです

合同会社ながさき夢ファーム(長崎市)R7.7.23更新  R3.3.23初掲載) NEWアイコン

【事業者の紹介】
  長崎市の有害鳥獣相談センターとして、有害鳥獣相談や農作物被害相談、捕獲隊向けの安全講習といったコンサルティングをはじめ、捕獲からジビエ肉加工・販売までを一貫して行っている会社です。
  食品衛生法に基づいた処理施設で解体を行い「安全・安心」な長崎県内産ジビエとして、スライス肉などの精肉の他に、ご家庭でも簡単に食べられるハムなどの加工品も製造(右下写真)しています。
  また、イノシシ肉は固くて苦手という方は酵素によって肉を柔らかくしている「調理用柔らかぼたん肉」を是非食べてみてください。ご家庭でも手軽に調理できるジビエ食材としておすすめです。さらに、愛犬家の皆さんのために「猪骨」、「鹿骨」の販売も始めました。是非お試しください。
集合写真商品画像

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夢株式会社(五島市)
R7.7.8掲載 NEWアイコン

【事業者の紹介】
  五島市の夢株式会社は、地元出身のオーナーが故郷に恩返しをしたいとの思いから2020年に東京からUターンし、起業された会社です。折しも新型コロナ感染症蔓延と重なり大変なご苦労があったようですが、現在、ジビエ商品については、イノシシとシカのスライス肉・ブロック肉を主にネット販売され、島内のスーパーマーケット、ホテル等でも提供されています。
  また、小学校廃校後を利用した「夢の駅」においては、ジビエ商品・料理の提供以外にシカの角のアクセサリー商品が販売され、 2025年4月、市庁舎近くにオープンしたジビエ料理店「そしじ」では、ジビエランチを提供しています。
  なお、ジビエ関係以外では、遊漁船、民泊釣宿、農業体験、IUターンの相談等を取り組まれています。

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一般社団法人 daidai(対馬市)  R6.10.30掲載 

【事業者の紹介】
  対馬市の(一)daidaiは、大学で獣医学を学んだ齊藤代表理事が、ツシマヤマネコセンター(環境省)でのインターン、対馬市の鳥獣駆除担当の地域起こし協力隊員を経て、5人の仲間と作った組織です。
  森林面積が9割を超える対馬市では多くの鳥獣被害に悩まされています。
  (一)daidaiは、イノシシやシカも地域の「財」と捉え、「獣害から獣財へ」をキーワードに、野生動物のいのちの循環で、多くの人とのつながりを生みだすことを目標にしています。
  鳥獣被害対策は、食べることでも貢献できることを広めるため、自社店舗「対馬もみじぼたん」で販売するだけでなく、島内の学校給食でのジビエ利用のほか、料理人とのジビエ料理研究、ジビエの肉まん作り教室などのイベント開催を行っています。
  また、皮革製品の製造販売、レザークラフト体験、ハンティングツアー等の企画で、イノシシやシカをはじめとする野生動物との多様な関わり方を普及しています。
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株式会社GreenPeace平戸ファクトリー  R4.6.17掲載 

【事業者の紹介】
  (株)GreenPeace平戸ファクトリーは、有害鳥獣として捕獲したイノシシの肉を活かし、平戸から新しい食文化の発信と地域資源の有効活用に取り組んでいます。平戸ファクトリーで取り扱うイノシシ肉は、平戸市や地元の猟友会と連携して、自然が生んだ貴重な資源を食肉として大事に扱い、高いクオリティを目指したジビエです。今までのイノシシ肉が持つ「くさい、かたい、まずい」のイメージから、おいしい新感覚ジビエとして、ブランド「平戸いのしし」が誕生しました。また、ご家庭でも手軽に食べられるハムやソーセージといった加工品(右上写真)の他、長崎県の4つの新ご当地グルメの一つに「平戸ジビエ南蛮カレー」が2022年3月20日にデビューしました。
平戸ファクトリーメンバー2

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照本食肉加工所(川棚町)  R4.6.17掲載 

【事業者の紹介】
  照本食肉加工所は、イノシシ肉を専門に取扱う加工所です。イノシシによる農作物被害は、川棚町でも発生しており、地元農家にとって深刻な問題となっています。このため、被害防止の手段として捕獲されますが、捕獲したイノシシは処分(焼却や埋却)するしかありませんでした。
  生き物を捕獲し、最後は処分で終わらせることなく、自然の恵み(命)を「いただく」という形で最後まで大事に扱いたい。地元の鳥獣被害を減らしたいという思いから、この加工所が設立されました。自然が豊かな東彼杵地区で捕獲されたイノシシを、専門店ならではの技術で迅速に処理した肉は、全く臭みがなく、照本さんが自信をもってお勧めする「ごっつ旨いイノシシ肉」です。
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諫早市鳥獣処理加工販売組合  R3.3.23掲載 

【事業者の紹介】
  諫早市鳥獣処理加工販売組合は、5つの猟友会で組織された組合です。この施設には、ドイツで修行された食肉加工マイスターが常駐しており、衛生管理が行き届いた処理施設でイノシシが解体されています。諫早市内をはじめ、県内の消費者にもっと「安全・安心」なジビエ食材として、ジビエの美味しさや、身近な食材であることを知ってもらいたくて、諫早の眼鏡橋やミカン、地域の風景をブランドロゴのイノシシの模様に込めています。美味しく食べてもらうためのレシピを掲載したリーフレットを作成し「長崎県諫早育ち  はじめてジビエ」のブランド名でご家庭でも扱いやすいスライス肉を中心に販売しています。
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お問合せ先

長崎県拠点地方参事官室

代表:095-845-7121