出前講座
九州農政局大分県拠点では、大学生や農業高校等の生徒等を対象に、持続可能な「食」と「環境」について考えるきっかけを作り、農林水産行政への理解醸成を図ることを目的として、新たな「食料・農業・農村基本計画」や「みどりの食料システム戦略」等の農業施策の出前授業を行っています。
別府大学 
6月12日、全学部の1年生を中心とした63名を対象に出前授業を行いました。新たな「食料・農業・農村基本計画」、「みどりの食料システム戦略」に関する説明の後、「現状について思ったこと」「どうしたら改善するか」をテーマにグループディスカッションを行いました。学生からは、農業を取り巻く現状について、「日本の人口減少が農業従事者の減少にも繋がっていると思う。農業を支援する農林水産省の機関(県拠点)を増やした方が良い。」や「米不足は、農業収入が少ないため農業従事者も減っていると思うので、米の価格をもっと上げても良いと思う。」などの意見が出されました。また、今後の改善策として「農業高校や教育機関にもう少しフォーカスし、若い時から農業教育に力を入れるのが大切である。」、「農業(農家)も国営で行うのが良いのではないか。」など、多くの意見が出されました。
立命館アジア太平洋大学(APU)
5月16日、サステイナビリティ観光学部の1年生180名を対象に出前授業を行いました。新たな「食料・農業・農村基本計画」、「みどりの食料システム戦略」に関する説明の後、「現状について思ったこと」「どうしたら改善するか」をテーマにグループディスカッションを行いました。学生からは、農業を取り巻く現状について、「食料を輸入に依存すると、他国の状況で日本の食が危うくなることに危機感を抱く」や「高齢化なども影響し、米・野菜より果物などの商品作物の栽培に向かっていることが、食料自給率低下に繋がっている」などの意見が出されました。また、今後の改善策として「農業資材への補助金を拡充するほか、税制優遇を行う」、「若者への農業教育・体験を充実させ農業者を増やす」など前向きな意見がたくさん出されました。授業終了後には個別の意見や質問の時間を設け、改めて活発な意見交換や質問が行われました。
お問合せ先
大分県拠点地方参事官室
代表:097-532-6131