「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)~みどりの食料システム戦略実現に向けた果樹産地の生産性向上~」を開催しました
九州農政局と農研機構九州沖縄農業研究センターは、令和5年2月15日(水曜日)に熊本市において、「スマート農業推進フォーラム2022in九州(果樹)」を開催しました。本フォーラムは、果樹の生産現場において、生産者の高齢化や担い手不足が進行し、労働力不足が深刻化している状況を踏まえ、こうした現状を打破し、将来にわたって持続可能な果樹農業を実現していくためには、省力樹形やAI、ロボット、IoT等のスマート農業技術を積極的に導入し、労働生産性を飛躍的に向上させることが重要であることから、今後の果樹産地の維持・強化を図ることを目的に開催しました。
当日は、新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、九州管内の生産者団体、県及び市町村の関係機関など総勢58名の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
開催概要
1.開催日時
令和5年2月15日(水曜日)
フォーラム第1部:9時00分~12時00分
フォーラム第2部:14時30分~16時00分
2.開催場所
フォーラム第1部:熊本地方合同庁舎A棟1階大会議室(熊本市西区春日2丁目10番1号)
フォーラム第2部:JA熊本市柑橘選果場(熊本市西区河内町船津1113)
3.参加者
フォーラム第1部:53名
フォーラム第2部:40名
4.フォーラム議事内容
(1)フォーラム第1部
<講演>
「果樹栽培におけるスマート農業の可能性について」
農業・食品産業技術総合研究機構
企画戦略本部研究統括部スマート農業事業推進室
平岡 潔志 氏
<研究成果の紹介>
「びわの品質を保証する生産から出荷までのスマート農業技術の実証と農福連携の推進」
長崎県農林技術開発センター
副所長兼研究企画部門長
後田 経雄 氏
「カキのV字ジョイント樹形による早期成園化・省力化」
福岡県農林業総合試験場
果樹部
津田 宗一郎 氏
(2)フォーラム第2部
<現地検討会>
「先進的集出荷場の整備による流通コスト削減及びドライバー負担軽減の取組」
JA熊本市柑橘選果場
5.主催、協力
主催:九州農政局、農研機構九州沖縄農業研究センター
協力:熊本市農業協同組合
6.フォーラムの様子
開会に当たり、主催者を代表して、九州農政局土橋次長より挨拶を行いました。
フォーラム第1部では、3名の講師からご講演・研究成果のご紹介をいただきました。はじめに農研機構 平岡氏から「果樹農業におけるスマート農業の可能性」と題して講演をいただきました。続いて、長崎県農林技術開発センターの後田氏から「びわの品質を保証する生産から出荷までのスマート農業技術の実証と農福連携の推進」について、福岡県農林業総合試験場の津田氏から「カキのV字ジョイント樹形による早期成園化・省力化」について研究成果のご紹介をいただきました。
フォーラム第1部の閉会に当たり、主催者である農研機構九州沖縄農業研究センターの吉岡九州沖縄果樹研究調整役より挨拶を行いました。
フォーラム第2部では、JA熊本市柑橘選果場において、「先進的集出荷場の整備による流通コスト削減及びドライバー負担軽減の取組」と題して施設や受益産地についての説明や施設見学、質疑応答を行いました。
九州農政局 土橋次長 |
フォーラム第1部 会場 |
農研機構 平岡氏 |
長崎県農林技術開発センター 後田氏 |
福岡県農林業総合試験場 津田氏 |
農研機構九州沖縄農業研究センター 吉岡氏 |
フォーラム第2部 会場 |
JA熊本市柑橘選果場 施設見学 |
6.添付資料
議事次第(PDF : 275KB)
資料1:果樹栽培におけるスマート農業の可能性について(PDF : 2,790KB)
資料2:びわの品質を保証する生産から出荷までのスマート農業技術の実証と農福連携の推進(PDF : 3,065KB)
資料3:カキのV字ジョイント樹形による早期成園化・省力化(PDF : 4,394KB)
スマート農業を全国に広げよう~はじまります スマートサポートチーム~(PDF : 1,661KB)
JA熊本市柑橘選果場(PDF : 547KB)
お問合せ先
生産部園芸特産課
担当者:果樹係
代表:096-211-9111(内線4472)