令和5年度加工・業務用国産野菜の生産拡大セミナーの概要
九州農政局では、令和6年2月8日(木曜日)にオンライン方式により、「令和5年度加工・業務用国産野菜の生産拡大セミナー」を開催しました。加工・業務用野菜は国内の野菜消費全体の6割を占めていますが、国内産地は加工・業務用の周年安定供給、一定品質、一定価格といった供給ニーズに応えられず、輸入品が3割を占めている状況です。
生産経営の安定化や実需者ニーズ、食料安全保障の観点から、加工・業務用野菜の国産シェアを奪還することが喫緊の課題です。
加工・業務用野菜の生産拡大のためには、大規模化が期待できる水田を活用した園芸産地の育成が必要であり、生産者の経営安定を図るためには、省力化・低コスト化の取組を一層加速化することが重要となっています。
このため、本セミナーでは産地及び実需者の先駆的な安定生産・安定供給、省力化・低コスト化の取組事例や課題解決に向けた対応等を紹介・共有し、九州ブロックにおける加工・業務用野菜の生産拡大に資することを目的に開催しました。
当日は、九州以外を含む野菜生産者、生産者団体、食品製造業者、農業機材メーカー、試験研究機関、市町村及び県の関係機関など総勢94名の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
1.開催日時及び場所
令和6年2月8日(木曜日)13時30分~16時00分2.開催場所
熊本地方合同庁舎A棟3階 農政第2会議室(Web開催)3.参加者
生産者、生産者団体、野菜加工事業者、食品製造事業者、卸売事業者、小売事業者、外食・中食事業者、運送事業者、機械メーカー、試験研究機関、地方公共団体、関係省庁等 94名
4.セミナー議事内容
(1)最近の加工・業務用野菜の需及び生産動向「マッチングサイト『ベジマチ』の推進について」
・今般の野菜需要動向について(加工業務用を中心として)(PDF : 3,509KB)
・加工・業務用野菜における輸入野菜利用の実態、野菜消費形態の変化に関する調査結果について(PDF : 627KB)
独立行政法人農畜産業振興機構 野菜振興部 受給業務課長 伊澤 昌栄 氏
(2)生産者の取組事例と今後の課題
「冷凍野菜の加工・販売に向けた省力化の取組について」(PDF : 12,165KB)
農業生産法人 イシハラフーズ株式会社 代表取締役社長 石原 祥子 氏
(3)実需者の取組事例と今後の課題
「冷凍野菜のニーズを踏まえた生産地連携の取組について」(PDF : 12,058KB)
株式会社ノースイ 冷凍事業本部 副本部長 但馬 重信 氏
お問合せ先
生産部園芸特産課
担当者:農政調整官(野菜・特産情報)
代表:096-211-9111(内線4464)
ダイヤルイン:096-300-6254
FAX番号:096-211-9780









