「令和4年度第2回消費者団体等との意見交換会」を開催しました(宮崎県宮崎市)
九州農政局では、消費者に農林水産行政を理解してもらうため、食や農林水産業への理解増進及び食と農の結びつきの強化を図ることが必要との観点から、農林水産省の施策や消費者の方々の関心の高いテーマについて情報提供と知識の普及を目的に消費者団体等の皆様との意見交換会を開催しています。
今回は、宮崎県内の消費者団体等の方々を対象に「安全で健やかな食生活を送るために」及び「みどりの食料システム戦略」の2つのテーマで開催しました。
(当日は、新型コロナ感染症防止対策のため、検温・手指消毒・マスク着用等にご協力いただきました。)
1 日時・場所
日時:令和4年9月14日(水曜日)13時30分~15時30分
場所:宮崎市老松2-3-17 九州農政局宮崎県拠点会議室、九州農政局会議室(熊本市)
2 テーマ(話題提供)
「安全で健やかな食生活を送るために」
「みどりの食料システム戦略の概要について」
3 出席者
消費者団体等 (7団体10名:順不同)
- 宮崎県地域婦人連絡協議会
- 宮崎県農協青年組織協議会
- 公益社団法人宮崎県栄養士会
- 生活協同組合コープみやざき
- 宮崎県食生活改善推進協議会
- 宮崎県PTA連合会
- 公益財団法人宮崎県学校給食会
4 開催内容
下記のテーマについて話題提供するとともに、消費者団体等の皆様と幅広く意見交換を行いました。
また、当日欠席された団体様へは九州農政局消費安全部が作成した資料等を送付しました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、九州農政局消費・安全調整官、消費・安全管理官につきましてはwebで参加しました。
- 「安全で健やかな食生活を送るために~食中毒を避けるために私たちができること~」
九州農政局消費・安全部消費生活課 食育推進専門官 恒松 一博 - 「みどりの食料システム戦略と宮崎県拠点の取り組みについて」
九州農政局宮崎県拠点地方参事官室 総括農政推進官 信戸 一利
九州農政局宮崎県拠点地方参事官室 行政専門員 横山 幸吉
講師の皆さん
消費生活課 恒松食育情報専門官 宮崎県拠点 信戸総括農政推進官 宮崎県拠点 横山行政専門員
講義の様子
意見交換会の様子
5 出席者からの質問・意見等
<質問>
- ジャガイモは発芽を押さえるために放射線をかけていると以前聞いたことがある。本当なのか知りたい。
<意見・感想>
- 食中毒を減らすためにリスクをしっかり示すことが必要。リスクをしっかり示さないと、家庭の食中毒の数は減らないと思う。
- 生産現場として2050年までに化学肥料を半減させる為の取り組みを始めているが、まだまだ難しい。有機栽培が高くても消費者の皆さんは御理解いただけるのだろうか。
- 有機農産物は、付加価値として金額に差があるのは当然だと思う。安心で安全なものを少しでも多くという思いはある。
- 消費者といってもいろんな考えやニーズがあり、無農薬や有機農産物の野菜等が高くても求める人もいる。
- 有機野菜は価格が高く、毎日の食卓に上げることは難しい。
- お米の需給も低下してきている。みどりの食料システムで説明資料を見ると、食用でなく肥料や飼料等にシフトされるとのこと。日本型食生活など、昔からの大事な物を守り、残しつつ、新しい物を取り入れていって欲しい。
- 意見交換の時間、もう少し意見交換ができたらと思いました。もっと各方面からの意見が聞きたかったです。
承りましたご質問ご意見につきましては、しっかりと受け止め、今後の施策に活かして参りたいと思います。
お問合せ先
消費・安全部消費生活課担当者:消費者行政専門官
代表:096-211-9111(内線4221)
ダイヤルイン:096-300-6123