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九州農政局

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「令和4年度第5回消費者団体等との意見交換会」を開催しました(鹿児島県)

九州農政局では、食品安全に係る施策や消費者の方々の関心の高いテーマについて、消費者団体等の皆様との意見交換会を開催しています。
今回は、鹿児島県内の消費者団体等の方々を対象に「安全で健やかな食生活を送るために~アクリルアミドを減らすために家庭でできること~」、「みどりの食料システム戦略等について」をテーマにオンライン会議システムにより開催しました。

1 日時

日時:令和5年2月8日(水曜日)10時00分~11時30分、令和5年2月16日(木曜日)10時00分~11時30分

2 テーマ(話題提供)

「安全で健やかな食生活を送るために~アクリルアミドを減らすために家庭でできること~」
「みどりの食料システム戦略等について」

3 出席者

2月8日消費者団体等 (5団体6名:順不同)

  • 鹿児島県生活研究グループ連絡協議会
  • JA鹿児島県女性組織協議会
  • 公益社団法人鹿児島県栄養士会
  • 公益財団法人鹿児島県学校給食会
  • 鹿児島県PTA連合会

2月16日消費者団体等 (3団体4名:順不同)

  • 鹿児島県地域女性団体連絡協議会
  • 鹿児島県生活協同組合連合会
  • 生活協同組合コープかごしま

4 開催内容

今回は、オンライン会議システムを使用して意見交換会を実施しました。
下記のテーマについて話題提供するとともに、消費者団体等の皆様と幅広く意見交換を行いました。
また、日程の都合で当日ご出席いただけなかった団体様には、九州農政局消費・安全部が作成した資料等を送付しました。

  1. 「安全で健やかな食生活を送るために~アクリルアミドを減らすために家庭でできること~」
     九州農政局消費・安全部消費生活課  消費者相談係長  池部  譲

  2. 「みどりの食料システム戦略等について」
     九州農政局企画調整室 調整官  金子  勝
     九州農政局生産部生産技術環境課 課長  小野 泰樹

<2月8日意見交換会の様子>


<2月16日意見交換会の様子>

5 出席者からの御意見・御質問

<意見・質問>

     (1)アクリルアミドについて
  • 製造・販売側(企業)の努力でアクリルアミドを少なくする商品を増やしている事を知った。家庭での調理の際に野菜を焦がさないように調理すると、アクリルアミドが生成されにくいことについて周知をしたらよいのではないか。
     (2)みどりの食料システム戦略等について
  • みどりの食料システム戦略は良い取り組み。もっと早く取り組むべきだった。食料自給率の低下を回復させるには、みどりの食料システム戦略を早く普及し、おいしい国産農産物を生産する農業をどんどん拡大していかなくてはいけないと思う。
  • 子供達に農業体験等を通じて、環境と人間はつながっているという意識を持つような教育が必要。農業の大切さについて、生産者の話を聞かせることで子供たちの理解が進むと思う。
  • 給食への有機農産物の利用は、給食センター等の大型調理施設で有機農産物を使おうとしても量を揃えることが難しいこと、また、不揃いなものは調理に手間がかかることから実現することは容易でない。
  • 生産者を招いてWebで消費者との学習会を行っている。対話の中で生産の努力やこだわりを肌で感じ、お互いを理解するような取り組みとすることで、「この人が生産している農産物なら買おう。」という関係を作っている中で、良いものを作る生産者を育てていくという意識を消費者が持つことも必要。
  • 店舗の担当者に有機農業に関する理解を深めてもらい、担当者が選ぶ目を持って選んだ「おすすめのコーナー」を設けるなど、販売戦略に利用してもらうと良いと思う。最終的には店舗や生産者への信頼度がベースにあると思う。
  • 大前提は「美味しい」ということ。一度購入して美味しければ再度購入する。口コミなどで購入する場合もあるので、生産者や生産地の情報や美味しいことを実感できるポップがあればよいと思う。
  • あまり国産を意識しなくても、国産で賄えないものは安全であることを確認した上で、輸入農産物で補ってよいのではないか。
  • 少子高齢化社会で、地元の農産物など美味しく、小型で長期保存が効くものを選ぶことで、食材の無駄をなくすことにつながり食品ロスの削減や輸送費などの中間コストを下げることにもつながる。
  • 環境に良い商品を選択することを消費者に伝え、政府から国産農産物の消費を拡大する取組を広げていただきたい。消費、流通業界だけでは限界がある。

<質問>

  • アクリルアミドの認知度はどの程度か。
  • アクリルアミドの発生リスクについて教えて欲しい。
  • アクリルアミドに変化するアスパラギンと還元糖という物質があると説明があったが、どういうものが還元糖に該当するのか。
そのほかたくさんのご意見ありがとうございました。承りました御意見につきましては、しっかり受け止め、今後の施策に活かして参りたいと思います。

お問合せ先

消費・安全部消費生活課
担当者:消費者行政専門官
代表:096-211-9111(内線4221)
ダイヤルイン:096-300-6123

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