「令和4年度第4回消費者団体等との意見交換会」を開催しました(佐賀県佐賀市)
九州農政局では、消費者に農林水産行政を理解してもらうため、食や農林水産業への理解増進及び食と農の結びつきの強化を図ることが必要との観点から、農林水産省の施策や消費者の方々の関心の高いテーマについて情報提供と知識の普及を目的に消費者団体等の皆様との意見交換会を開催しています。
今回は、佐賀県内の消費者団体等の方々を対象に「安全で健やかな食生活を送るために~アクリルアミドを減らすために家庭でできること~」及び「みどりの食料システム法について」の2つのテーマで開催しました。
1 日時・場所
日時:令和4年11月29日(火曜日)13時30分~15時30分
場所:佐賀市栄町3-51 九州農政局佐賀県拠点会議室、九州農政局会議室(熊本市)
2 テーマ(話題提供)
「安全で健やかな食生活を送るために~アクリルアミドを減らすために家庭でできること~」
「みどりの食料システム法について」
3 出席者
消費者団体等 (7団体7名:順不同)
- 佐賀県学校生活協同組合
- 佐賀県食生活改善推進協議会
- 公益社団法人佐賀県栄養士会
- コープさが生活協同組合
- 佐賀県生活協同組合
- 佐賀県地域婦人連絡協議会
- JA佐賀県女性組織協議会
4 開催内容
下記のテーマについて話題提供するとともに、消費者団体等の皆様と幅広く意見交換を行いました。
また、当日欠席された団体様へは九州農政局消費安全部が作成した資料等を送付しました。
九州農政局消費・安全部長、消費・安全管理官につきましてはwebで参加しました。
- 「安全で健やかな食生活を送るために~アクリルアミドを減らすために家庭でできること~」
九州農政局消費・安全部消費生活課 消費者相談係長 池部 譲 - 「みどりの食料システム法について」
九州農政局佐賀県拠点地方参事官室 総括農政業務管理官 小川 力
<講義の様子>
<意見交換会の様子>
5 出席者からの御意見・御質問
<質問>
- アクリルアミドの事故等の事例を教えて欲しいです。また、どの部位に発がん性のリスクがありますか。
- アクリルアミドは、どれくらい摂取すると健康に影響が出ますか。
- 例えば「あふ」、「ESG」や「GHG」とはどういう意味ですか。資料を見て後で意味が分かるものもありましたが、言葉が難しいものには言葉の説明を最初にして欲しい。
<意見・感想>
- アクリルアミドは明らかになって20年くらいということで、食生活に密接していながら一般の方は知らない人が多いので、国として注意喚起等の啓発を進めて欲しい。
- みどりの食料システム法の中身は非常に良いものだと思います。私達の健康と未来の子供達にどういう日本を残していくのかということからすると、生産者、消費者と流通、小売の更なる相互理解を促していくことが必要だと思います。
- 「アクリルアミド」や「サステナ」など初めて聞く言葉が多く、何人がこういう言葉を知っているのでしょうか。
- 環境負荷軽減の作物は大切ですが、消費者がしっかり理解していかないといけないと思いました。よいものとわかっていても見た目のきれいなものを選ぶとか、安いものをえらぶとか家庭の事情もあるのではと思うのでしっかり広報してほしい。そして私たちも周りに知らせる努力が必要かと思います。早く「見える化」ラベルに会いたいですね。(アンケート)
- アクリルアミド低減のための調理法についてはとても参考になりました。(アンケート)
- アクリルアミドの事は初めて知ったような気がします。当会の勉強会などで会員さんに知ってもらいたいと思います。(アンケート)
- 資料があまりに多く、初めて聞く言葉があり、中身をよく理解することができませんでした(アンケート)
承りました御意見につきましては、しっかり受け止め、今後の施策に活かして参りたいと思います。
お問合せ先
消費・安全部消費生活課担当者:消費者行政専門官
代表:096-211-9111(内線4221)
ダイヤルイン:096-300-6123