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九州農政局

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「令和4年度第1回消費者団体等との意見交換会」を開催しました(福岡県福岡市)

九州農政局では、消費者に農林水産行政を理解してもらうため、食や農林水産業への理解増進及び食と農の結びつきの強化を図ることが必要との観点から、農林水産省の施策や消費者の方々の関心の高いテーマについて情報提供と知識の普及を目的に消費者団体等の皆様との意見交換会を開催しています。
今回は、福岡県内の消費者団体等の方々を対象に「みどりの食料システム戦略」及び「食育の推進」の2つのテーマで開催しました。
(当日は、新型コロナ感染症防止対策のため、検温・手指消毒・マスク着用等にご協力いただきました。)

1 日時・場所

日時:令和4年7月6日(水曜日)13時30分~15時30分
場所:福岡市博多区住吉3-17-21 九州農政局福岡県拠点会議室、九州農政局会議室(熊本市)

2 テーマ(話題提供)

「みどりの食料システム戦略の概要について」
「食育の推進について(第4次食育推進基本計画~その背景と新たな目標~)」

3 出席者

消費者団体等  (8団体14名:順不同)

  • エフコープ生活協同組合
  • 福岡県学校生活協同組合
  • 福岡県生活協同組合連合会
  • 日本生活協同組合連合会
  • 生活協同組合連合会コープ九州事業連合
  • 福岡市食生活改善推進員協議会
  • JA福岡県女性協議会
  • グリーンコープ生活協同組合連合会

4 開催内容

下記テーマについて話題提供するとともに、消費者団体等の皆様と幅広く意見交換を行いました。
また、当日欠席された団体様へは九州農政局消費・安全部が作成した資料等を送付しました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、九州農政局消費・安全調整官、消費・安全管理官につきましてはwebで参加しました。

  1. 「みどりの食料システム戦略の概要について」
    九州農政局企画調整室 調整官  金子勝
  2. 「食育の推進について(第4次食育推進基本計画~その背景と新たな目標~)」
    九州農政局消費・安全部消費生活課  食育情報専門官  松澤るみ






5 出席者からの質問・意見等

<質問>

  • エリートツリーとは具体的にどのような木なのか。
  • ミドリムシは栄養食や燃料にもなり得るとの報道があるが、みどり戦略の取組としても位置づけられているのか。
  • 食育活動表彰で農林水産大臣賞を受賞した鹿児島県十島村の活動の災害食については、どこで調べることができるのか。
  • 第4次食育推進計画では、塩分摂取量の目標はなぜ8%になったのか。塩分摂取量を減らすような取組事例があれば教えて欲しい。

<意見・感想>

  • みどりの食料システム戦略で有機農業の面積を100万haに拡大するとのことだが、農産物の品質にばらつきが出ることや、普通の栽培に比べて価格が高いことで生産者には相当なリスクが生じる。作業効率が良くなるような技術開発が必要と思うし、収穫量が減れば、結果的に輸入に頼ることになりかねない。
  • ネオニコチノイド系農薬を低減するとの記載を見て驚いた。高齢化している農家には相当な労働力を強いられることになる。農薬全般を減らすということだと思うが、個別の農薬名を記載するのはどうだろうか。
  • 減塩には、乳和食というものがある。例えば味噌汁を作る際に味噌を減らして牛乳を入れることで、塩味は同じように感じるが塩分は少なくなる。牛乳を有効活用すれば塩分摂取量を減らすことに繋がるのではないか。
  • 塩分摂取量が増えると高血圧などのリスクが増える。しかし、減塩できても美味しく食べられないと、食の楽しみも感じられない。美味しく食べられる減塩のため、柑橘系を絞り入れる取組を実施している。
  • 小学校は栄養教諭の配置数が以前に比べて増加している。赤・緑・黄の野菜を選んで食べようとか、地産地消に心掛けるような取組は行っているが、コロナの影響で黙食が増え、給食の楽しさ半減している。


承りましたご質問ご意見につきましては、しっかりと受け止め、今後の施策に活かして参りたいと思います。

お問合せ先

消費・安全部消費生活課
担当者:消費者行政専門官
代表:096-211-9111(内線4221)
ダイヤルイン:096-300-6123

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