和食の日の取組 ~Pepperと一緒に日本の伝統食『和食』を学ぶ~
11月24日「和食の日」に鹿児島市の小学校で、子供たちが人型ロボット・Pepperと一緒に、和食を学びました
11月24日(水)、鹿児島市立西伊敷小学校で5・6時限目の2時限を利用し、5年生57名がソフトバンクロボティクスの人型ロボットPepperを使用した食育授業で「和食」を学びました。ソフトバンクロボティクスでは、Pepperを活用した「防災教育」などの授業プログラムをこれまでに制作しており、今回新たに11月24日の「和食の日」に合わせて「和食」について学ぶスクールテンプレートが追加されました。今回はそちらを活用した授業が初めて実施されました。
九州農政局では、スライドと台本の制作協力を行いました。
※Pepperはソフトバンクロボティクス株式会社の商標です。
授業内容
【1限目】
1限目は、西伊敷小学校の先生が、補助教師役Pepperと一緒に、スクールテンプレート『未来へつなごう 日本の伝統食「和食」』による授業を行いました。
授業では、生徒が事前に3日分の食事を記録した献立表から家庭での和食・洋食の状況を発表したり、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されていること、一汁三菜や和食の特徴などを学びました。
「和食」を知らないという生徒も多かったのですが、Pepperと一緒に学習する効果もあり、活発に手を挙げて発言するなど積極的に授業に取組む姿が見られました。「和食」に興味を持ち、理解するきっかけとなったのではないでしょうか。
また、先生からは、当日の学校給食でも「和食」が提供されており、身近に「和食」がある話や、鹿児島県に伝わる郷土料理についての説明もありました。
(体育館での授業風景) (補助教師役のPepperとの授業) (元気に手を挙げて答える生徒たち)
(和食の「汁物」について学ぶ) (「和食の特徴」について学ぶ) (みんなで和食の文化は守りたいよね!)
(先生と補助教師役のPepper) (鹿児島県の郷土料理) (今日の給食で食べた「和食」)
【2限目】
2限目は、実習授業用にソフトバンクのご協力のもと、鹿児島市のみそ醤油製造・販売企業 キンコー醤油様と小学校で制作された出汁を学ぶ学習プログラムを使用して、先生および外部講師(キンコー醤油 食育アドバイザー)による実習授業が行なわました。
最初に外部講師から、みそ製造方法の説明や菌の働きなどについて、次にみそ汁の作り方などについて説明がありました。その後、かつお出汁の入ったみそ汁と出汁の入ってないみそ汁の食べ比べ(実食)を行ったところ、多くの生徒がその違いを見分けることが出来ました。
鹿児島県はかつお節の使用量が多いこともあり、生徒からは、「かつお出汁の香りがする」との声も聞かれました。
(外部教師によるみその授業) (実習)出汁について学ぶ(出汁入りと無しのみそ汁の飲み比べの様子)
(出汁の役割を学ぶ)
今回の取材で、Pepperと一緒に元気で楽しく「和食」を学ぶ子供たちの姿を見ることができました。
今後、更に「和食」に興味を持つ子供たちが増えて、日本の食文化を未来へつないでくれることを期待しています。
お問合せ先
経営・事業支援部地域食品・連携課