役割いっぱい!

どんな役割があるのかみてみよう!
農業用水源として
ため池の使命の中で一番大きな役割です。香川県内のため池の総貯水量は約1億5千万立方メートルで、農業用水の半分以上をまかなっています。
洪水調整機能として
ため池は夏場の水が必要な時にその大部分を配水するので台風が多い秋には、貯水量に余裕があります。そこで、大雨のときはため池に水をためることで河川の洪水を防ぐ働きもします。
水に親しめる空間として
人々が散歩やジョギングに出かけたり、釣りをしたり、水に親しみながらゆったりと過ごせる空間としても利用されています。
香川農水の調整池として
香川用水の水を一度、ため池に入れてから使用することで、香川用水を直接取水することができない地域も、その恩恵にあずかれます。これによって香川県の水田の約80%が香川用水を利用しています。一度ため池に水をためることで、節水しながら計画的に水を使うことができます。また、水不足、火災や震災のときなどは、生活用水や防火用水としても利用されます。
地下水の涵養機能として
ため池に水をためることによって、地下水の涵養(水が自然に地下にしみ込み、地下水の低下によって起こる地盤沈下を防ぐこと)に役立っています。