1. 農業の概要四国における令和2年の総農家数は109,259戸です。農業経営体数のうち、団体経営体は1,566、個人経営体は63,852(約97.6パーセント)です。耕地面積は131,800ヘクタールで、全国の約3.0パーセントとなっています。 表1 四国各県の総農家数・農業経営体数・耕地面積 資料:耕地面積は農林水産省「耕地及び作付面積統計(令和2年7月15日時点)」、それ以外は「2020年農林業センサス」 個人経営体:個人(世帯)で事業を行う経営体(法人化して事業を行う経営体は含まない) 農業生産は、変化に富んだ地形や気象条件、京阪神(けいはんしん)の大消費地が近いという立地条件を生かして、米を基幹としながら野菜やかんきつ類を中心に全国でも有数の産地を形成しており、今後、国民の多様化する食糧ニーズに対応した食糧供給基地としてますますの発展が期待されています。 地域別に見ると、瀬戸内側では水稲のほか、かんしょ(徳島県)、ブロッコリー(香川県)等の露地野菜の栽培が盛んに行われています。愛媛県西南部ではかんきつ類(みかん、いよかん)栽培、また徳島県ではブロイラーの生産も盛んに行われています。太平洋側の高知県では水稲の早期栽培と施設野菜(なす、にら、きゅうり等)の栽培が盛んです。 また、本四3架橋(児島・坂出(さかいで)ルート、神戸・鳴門(なると)ルート、尾道(おのみち)・今治(いまばり)ルート)の完成、四国内の高速自動車道など広域高速交通網の整備が進みつつあり、農業においても国民の多様化する食糧ニーズに対応した食糧供給基地として今後の更なる発展が期待されています。 |
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