令和5年度 高知県管内「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」各選定地区のご紹介
農林水産省及び内閣官房は「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国への発信を通じて他地域へ横展開を図っています。令和5年度は第10回選定として、29地区が選定され、このうち高知県内からは「大月町備長炭生産組合」が優秀賞(コミュニティ・地産地消部門)と特別賞(山の神賞)を、「特定非営利活動法人NPO砂浜美術館」が特別賞(農泊賞)を受賞されましたのでご紹介します。 |
【優秀賞・特別賞】大月町備長炭生産組合(コミュニティ・地産地消部門、山の神賞)
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地域資源の有効活用の取組を開始 |
【特別賞】特定非営利活動法人NPO砂浜美術館(農泊賞)
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アート・スポーツ・防災×農山漁村で活力を |
令和5年度中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選定地区
ディスカバー農山漁村(むら)の宝に応募のあった事例の中には、全国選定となった団体以外にも優れた取組があることから、中国四国地区独自の特徴ある優れた取組を「中国四国農政局『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』」として選定しており、高知県内からは「農村交流施設「森の巣箱」運営委員会」と「井上ワイナリー株式会社」が選定されました。また、今後の活躍が期待できる取組を奨励賞として高知県内から「一般社団法人エンジェルガーデン南国」、「株式会社大宮産業」、「明るい柳野を創る会」、「株式会社とおわ」が選定されました。 |
農村交流施設「森の巣箱」運営委員会(選定地区)
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農村交流施設「森の巣箱」運営委員会は、林業の衰退や子供の減少による小・中学校の廃校等で文化の灯が消え寂しさと不安が募るなか、「このままでは集落が消滅してしまう!このままで終わりたくない」と地域住民全員が自分たちの生活と暮らしを守る集落の存続を希望し、廃校舎を活用した集落コンビニ、居酒屋、宿泊施設を整備しました。 |
井上ワイナリー株式会社(選定地区)
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井上ワイナリー(株)は、高知の気候・風土に適したぶどう品種を選定し、「耕作放棄地の活用、地域の活性化、雇用の創出」を目指し、県内7市町の自社農場でぶどうを栽培し、ワインをつくっています。 |
一般社団法人エンジェルガーデン南国(奨励賞)
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一般社団法人エンジェルガーデン南国は、西川代表の前職が特別支援学校の教諭であったことから、障がい者と共に働ける場を作りたいとの思いで「就労継続支援B型」事業所を立ち上げ、有機JAS認証農園において農福連携で自然栽培したグアバなどを自社で加工、卸販売されています。 |
株式会社大宮産業(奨励賞)
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株式会社大宮産業は、生活の拠点であった店舗・燃料施設が廃止されたことにより、地域住民が株主となり平成18年に「(株)大宮産業」を設立し、生活必需品の販売や給油所の運営を開始しました。 |
「明るい柳野を創る会」(奨励賞)
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明るい柳野を創る会は、柳野地区の実態調査を機に、地域の人々が抱える課題を踏まえ、地域で集まる場や機会を増やし、高齢者にもできる農業や収入確保等のため、平成8年に結成しました。 |
「株式会社とおわ」(奨励賞)
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株式会社とおわは、「まあるくつながる四万十で」の会社コンセプトのもと、地域の若者を積極的に雇用しながら、十和おかみさん市と連携し、郷土料理が10~15種類並ぶバイキングを「道の駅 四万十とおわ」で行っています。その取組を続けていくことが地域の雇用を生み出し、食材として野菜を買い取ることで一次産業の継続を図っています。また、四万十の食文化を継承していくため、道の駅スタッフも一緒に調理を行い、郷土料理レシピの書きおこしなど、次世代につないでいく取組を行っています。 |
高知県管内「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」応募団体・選定地区のご紹介
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