フォトレポート(島根県)令和元年度
県域拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。
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3月
令和元年度多面的機能発揮促進事業中国四国農政局長表彰式
- 撮影場所:島根県松江市
- 撮影日:令和2年3月12日
 表彰式の様子
(左:地方参事官 中右:多久和副代表夫妻)
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中国四国農政局は、令和2年3月12日、松江市役所庁舎において、令和元年度多面的機能発揮促進事業中国四国農政局長表彰で優秀賞を受賞した「農事組合法人ゆとりの里下古志ファーム13」の表彰式を開催しました。表彰式では、首藤地方参事官より多久和副代表理事に対し表彰状を授与し、その後、意見交換を行いました。
農事組合法人ゆとりの里下古志ファーム13は、冬期湛水「ふゆみず田んぼ」をコハクチョウなどの渡り鳥の給餌場所やねぐらとするとともに、コハクチョウの糞により有機物が堆積した土壌でコシヒカリの栽培を行っています。
販売されるコシヒカリは、「湖北はくちょう米」として関東、関西圏を中心に販路拡大し、平成27年には全日空国際線ファーストクラスの機内食に選定されています。
多久和副会長理事は、今後もハクチョウが来てもらえる環境整備を行い商品PRにつなげていきたいと抱負を語られていました。
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1月
しまね農業女子メンバーによる松江農林高校へ出前授業
- 撮影場所:島根県松江市
- 撮影日:令和2年1月29日
 講師の泉 智加さん(いち花 代表)
授業の様子
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令和2年1月29日(水曜日)、島根県立松江農林高校生物生産科の1年生40名に養蜂家の泉 智加さんによる出前授業が実施されました。
今回の出前授業は、女性の視点から観た農業体験を授業に取り入れることにより、農業高校生に農業を今後の進路の選択肢の一つとして考えてもらえることを目的に実施されたものです。授業は、農業を始めたきっかけやハチミツの「テイスティング」、「石鹸づくり」などを交えた授業となりました。
生徒からは、「夏には、涼しい場所へ移動して冬は暖かい場所へ移動したりと大切に蜂を育てていることが分かった。ハチミツは花だけではなく季節や果物によっても味や香りがなどが変わることが分かった」、「島根県の養蜂の今を知ることができ、養蜂に興味を持つことができた」などの感想が寄せられました。
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中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞授与式(泉 智加さん・真砂公民館)
- 撮影場所:島根県松江市及び益田市
- 撮影日:令和2年1月15日及び1月22日
 泉 智加さんと首藤地方参事官
真砂公民館大庭館長:中央
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令和2年1月15日、島根県支局では島根支局地方参事官室で養蜂家の泉智加さんに、1月22日には「真砂公民館」へ訪問し「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の奨励賞授与式を行いました。
泉智加さんは、島根県内の蜂蜜の味比べを通じて蜂蜜やその加工品の卸売を手掛けることで市場に出回りやすくしたことや、SNSを活用し養蜂家としての専門的目線、女性ならではの視点で島根県内の幅広い情報発信を行い、自社や島根県の認知度を向上するように発信しています。また、体験を交えて養蜂業などを知ってもらう取組も定期的に行っています。
今後も、事業としての養蜂、文化としての養蜂、蜂蜜という食文化の持続に寄与していきたいと熱く語られていました。
真砂公民館は、益田市真砂地区の高齢化が進む中、今以上に元気な姿で次世代へ引き継ぐため「とにかくやってみようよ」を合言葉に活動を開始されました。農業者・学校・地域商社の協働活動を公民館が事務局となって支援し、発足当時から誰一人欠けることなく活動を続けています。小学生は自ら育てた野菜を地元保育所に提供したり、カフェの営業体験を実施しています。中学生は地元農業法人での農業体験、地域商社との連携で新たな商品レシピを開発し、給食でのメニュー化や大型スーパー等へ販売する活動につなげています。
同館の大庭館長は、今後も食育活動を基軸とした協働活動をすすめ住民が一体となって地域づくりにつなげて行きたいと熱く語られていました。
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中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選定証授与式(株式会社おおち山くじら・出雲市斐川土地改良区)
- 撮影場所:島根県美郷町及び出雲市
- 撮影日:令和2年1月16日
 株式会社おおち山くじら森田代表と首藤地方参事官 出雲市斐川土地改良区役員の皆様と首藤地方参事官
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令和2年1月16日、島根県拠点では、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に地方選定された「株式会社おおち山くじら」と「出雲市斐川土地改良区」を訪問し、選定証の授与式を行いました。
株式会社おおち山くじらは、地域の厄介者であった「イノシシ(=山くじら)」を地域振興の視点で捉え、地域住民が獣害駆除として捕獲したイノシシの約7割を集約し、加工処理・ジビエ商品を製造するなど「おおち山くじら」を地域ブランド産品として全国へ販売展開されています。地域住民と民間会社が一体となった先進的取り組みとして県外からの視察者や講演依頼も増加しています。
森田代表は、「山くじら」をツールとした中山間地域の活性化を更に広めていきたいと意欲に満ちた表情で語られていました。
出雲市斐川土地改良区は、農業の重要性や農業用施設の役割を広く普及啓発するため、小学校への出前授業や遊水池での生き物調査を実施し、将来を担う児童の関心・理解の醸成に尽力されています。また、「花のまち斐川」の活性化に向け、花苗の植栽活動を行うなど景観保全の取り組みを実践し、地域内外から高い評価を得ています。
同改良区の遠藤理事長は、出前授業や生き物調査を継続することが後継者育成に繋がる。斐川町のかけがえのない地域資源を、次世代を担う子供達へ引き継いでいきたいと力強く語られていました。
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12月
宍道湖西岸地区に係る中国四国農政局長との意見交換会
- 撮影場所:島根県出雲市
- 撮影日:令和元年12月13日
 大浦農政局長のあいさつ
意見交換の様子
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令和元年12月13日(金曜日)、島根県出雲市で実施されている宍道湖西岸地区国営緊急農地再編整備事業の関係者と中国四国農政局長との意見交換会が開催されました。
宍道湖西岸地区国営緊急農地再編整備事業は、平成30年度~令和11年度(予定)の事業工期で、農地の大区画化、汎用化及び農業用排水施設の整備を一体的に行うことにより、水田の汎用化と農地の湛水被害を防止し、ブロッコリーや小豆等の作付面積を拡大するとともに農業生産額の増加を図ることとしています。
意見交換会は、宍道湖西岸地区農村整備推進協議会、農家代表、県、出雲市、JAしまね出雲地区本部、中国四国農政局の参加のもと、後継者不足や農地集約などの課題に対し、解決のための考え方・方向性などの説明が各関係機関から行われました。
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11月
島根県農業法人協会会員による桑を核とした6次化取組の現場視察
- 撮影場所:島根県江津市
- 撮影日:令和元年11月13日
 古野代表取締役(左)から桑畑の説明を受ける大浦農政局長(右)
江の川河川敷の桑畑
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令和元年11月13日、島根県農業法人協会との意見交換のため来県された大浦局長、佐藤担い手育成課長による、島根法人協会会員「農業生産法人 有限会社 桜江町桑茶生産組合」が管理する江の川河川敷の桑畑及びISO22000認証を受けた桑茶等を加工する施設の視察が行われました。
農業生産法人 有限会社 桜江町桑茶生産組合は、江の川河川敷などを活用し、桑の栽培を開始。6次産業化にも取り組み、桑茶のほか桑青汁、桑茶飴などの商品を開発しています。
現地視察では、古野代表取締役より「河川敷は水害被害を受けやすいリスクはあるが、桑栽培には比較的適した農地である。」との説明を受けました。また、桑栽培を核とした生産・加工・販売事業をより一層推進する中で、地域の活性化を図りたいとの意見がありました。
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島根大学での島根県及び農林水産省出先機関が連携しての農業施策説明
- 撮影場所:島根県松江市
- 撮影日:令和元年11月11日
 島根県 食の安全推進室 高田室長
施策説明の様子
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令和元年11月11日、11月13日に中国四国農政局 島根県拠点は、宍道湖西岸農地整備事業所、林野庁 近畿中国森林管理局 島根森林管理署及び島根県農林水産部(農業経営課、農産園芸課)と連携し、次世代を担う大学生約120人に対して、食料・農業・農村に係る政策等について関心と理解を深めてもらうことを目的に国立大学法人島根大学で農業施策説明を行いました。
説明を受けた学生からは、「ICTや新規就農者に興味があるので、話が聞けてよかった」、「日本の農業・林業の現状を知ることが出来た。特に、農業の話で米に代わって、別の方法で収益をとることに関してとても興味が出た」などの感想が寄せられました。
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10月
スマート農業実証事業の現地視察
- 撮影場所:島根県出雲市
- 撮影日:令和元年10月31日
 自動走行トラクターに乗車する志知農政局次長
実証事業の説明の様子
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令和元年度から、全国でスマート農業実証事業が実施されていますが、島根県では、出雲市で「担い手農地集積率80%からの挑戦」と題し実施されています。
令和元年10月31日、中国四国農政局の志知次長、福嶋生産部長、古澤生産技術環境課長によるスマート農業実証事業地の視察が行われました。
現地視察では、実証圃場において自動走行トラクターの走行実演に際し、志知次長、福嶋生産部長が体験乗車し、その後、実証代表であるJAしまね斐川地区本部から実証事業の内容についての説明が行われました。
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9月
国営事業所と合同での島根県立松江農林高校への施策説明
 井所長から事業所の紹介
教室の様子
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令和元年9月4日(水曜日)、島根県立松江農林高校において3年生36名に中国四国農政局島根県拠点から「日本の農林水産業の未来に向けて」と題して施策説明を行いました。また、今回から、昨年、出雲市に開所した中国四国農政局宍道湖西岸農地整備事業所との連携の一環として、同事業所の井所長から事業所の紹介及び宍道湖西岸地区での国営事業の説明を行いました。
生徒から、「もっと、島根の農業に目を向けいろんな人が関わって行くべきだと思う」、「島根の農業対策が理解できた」、「今後の課題などがよく分かった。将来に生かしたいと思った」と意見や感想等がありました。
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6月
「しまね農業女子」誕生しました!
- 撮影場所:島根県大田市
- 撮影日:令和元年6月25日
 しまね農業女子 誕生!
意見交換の様子
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「しまね農業女子」は、令和元年6月25日(火曜日)、山の駅さんべ(島根県大田市)において設立総会を12名のメンバー中、6名が参加して開催し、中国四国農政局島根県拠点が事務局となって活動がスタートしました。
当日は、「しまね農業女子」規約、統一ロゴマーク等について話し合いや、山の駅さんべ限定ランチ「おかあさん定食」をいただきながらランチミーティングを行い、午後からは「しまね農業女子」の今後の活動、目指す未来像などについてグループワーク形式での意見交換を行いました。
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お問合せ先
中国四国農政局島根県拠点
担当者:地方参事官室
電話:0852-24-7311(代表)