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中国四国農政局

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    しまね農業女子の活動 令和6年度

    しまね農業女子の活動

    • 農林水産省「農業女子プロジェクト」のオフィシャルホームページです。
      農業女子プロジェクトのホームページへ〔外部リンク〕をご覧ください。
       

    オンラインで交流会を行いました

    令和7年3月11日(火曜日)、オンラインで交流会を行いました。この日は久しぶりの農作業日和ということもあり、参加メンバーは2名とこぢんまりとしたものとなりましたが、交流会というよりもおしゃべり会のような雰囲気の中、6年度の活動の振り返りや7年度の活動などについて意見を交わしました。

    交流会については、メンバーに限ることなく、近隣の女性農業者やこれから農業に就こうとしている女性も一緒に交流すると、繋がりも拡がって良いなどの意見が出ました。
    また、作物が違ってもヒントになることはあるので、他のメンバーの経営状況や栽培のことなどについて話を聞きたいとの要望もありました。
    この他、SNSでの情報発信や研修会の開催について、他県の女性農業者グループの活動も参考にしながら行うことを話しました。

    交流会の内容は参加できなかったメンバーにも共有し、来年度の活動に活かしていきます。

    オンラインでの交流の様子

    第37回地SUN地SHOW祭りに出店しました

    12月1日(日曜日)、松江市のくにびきメッセで行われた「第37回地SUN地SHOW祭り」に、今年もしまね農業女子が出店しました。
    当日は天候にも恵まれ、たくさんの方がご来場されました。

    こうしたイベントへの出店は、直接消費者の方と接して試食をしていただいたり、商品について聞いていただくことができ、島根でがんばっている女性農業者の姿を、多くの皆さんに知っていただける良い機会となりました。

    多くのお客様がご来店 出店したメンバー
               
    丹精込めた商品 熱心に商品の説明をするメンバー


    しまね農業女子の戸谷さんを訪問しました

    令和6年11月22日(金曜日)、守屋地方参事官が、飯南町の戸谷ひとみさんを訪問しました。

    県外出身の戸谷さんは、縁あって島根県内の農業法人の事務職に就き、そこで担い手不足、高齢化、経営の困難さなど中山間地域での農業の現実を目の当たりにしたそうです。その時、地域を守るためにも農業が廃れてはいけないとの思いが強くなり、自分も農業をやってみようと研修を受けて就農されました。

    環境にやさしい農業に関することやIターンで就農した人の姿をSNSで紹介するなど、情報発信も頑張っておられます。
    また、農業を生業とするのではなく、小さな規模でやってみたい人達などが、気安く農業を始められるような方法はないかなど色々と模索しておられるようです。

    地域と農業を守ることに奮闘しておられる戸谷さんを、私達も応援します。

    戸谷ひとみさん


     
    意見交換の様子

    地SUN地SHOW祭りに出店します

    12月1日(日曜日)、松江市のくにびきメッセで行われる「地SUN地SHOW祭り」に、今年もしまね農業女子が出店します。

    このイベントへの出店は3回目となりますが、今回初めての参加者もいるため、令和6年11月15日(金曜日)に、オンラインを併用して事前打ち合わせを行いました。
    昨年の様子を写真で確認しながら、ブースのレイアウトや会計のこと、販売物の確認など入念な打合せとなりました。
    イベントの出店時間は11時30分から15時です。メンバーが丹精込めて栽培した野菜や、はちみつ加工品、ドレッシング、お茶加工品などを販売する予定ですので、多くのお客様の来店をお待ちしています。

    当日は市内で交通規制を伴うイベントも開催予定のため、会場周辺は混雑が予想されます。ご来場の際は、どうぞお気を付けください。

    真剣に打合せする様子


    農業委員をしておられる佐原さんにお話を伺いました

    しまね農業女子の佐原晃子さんは、益田市で有機栽培により水稲等の生産をする傍ら、農業委員を務めて3期目になります。
    農業委員は、地域の土地利用のあり方を踏まえて、農地の権利移動や転用の許可申請などについて、適正かどうかを判断する大切な役割を担っています。益田市農業委員会では16名の委員のうち、3名の女性委員が選任されており、島根県内でも女性委員の割合が高いところです。

    委員に就くきっかけは、就農後1、2年の頃JAの方から打診があったそうで、Iターン者である佐原さんは、「地域のことも農業のこともまだよくわからなかったけれど、何でも声掛けされた時に引き受けなければ次に声を掛けられることはない。それに、何もわからないからこそ素直に学ぶことができる。」との考えから委員になることを決められたそうです。

    委員になって、知らない制度を知ることができたこと、情報交換できることなどのメリットを感じる一方で、戸惑うこともあるそうです。
    例えば、「最近農地への太陽光発電パネル設置の申請が増えている。法的にいけないわけではないが、農地を守ることを考えると許可していいのかと考えてしまう。」こともあるようです。農地を守ろうとの思いが強いからこその戸惑いだと思います。

    農業委員に占める女性の割合は、島根県内でも約13.8%(令和6年4月現在)と、国が掲げる目標(※)にはまだまだ遠い状況です。
    女性委員が増えることについて、佐原さんは、「どんな場でもそうだが、女性が増えると意見を出しやすい雰囲気になるので良いことだと思うが、委員を引き受けられるかどうかは女性自身の置かれている立場にもよる。周囲の理解が欠かせないと思うし、女性も男性も意識を変えていくことが必要かもしれない。男性の後押しがあれば、引き受けてみようと思う女性も増えるのではないかと思う。」と話されました。

    (※)令和2年「第5次男女共同参画基本計画」において、農業分野では、農業委員、農協役員、土地改良区理事について、女性の割合を2025年までにそれぞれ30%、15%、10%とする成果目標を定めた。


    佐原晃子さん 意見交換の様子

    須山農園さんが産直市をオープンされました

    しまね農業女子の須山智帆さんがご主人と共に営んでおられる須山農園さんが、令和6年6月、松江市大庭町に産直市「おやおや八百屋」をオープンされました。
    住宅街の中にある、元々倉庫だったという建物は、素朴感のある気取りのない造りになっており、野菜を販売するだけでなく、様々な人が交流する場にもしていきたいという須山農園さんの思いがあふれる産直市です。

    売り方も、スーパーではなかなかない量り売りや1個売りをされているので、消費者にとっては必要な分だけを買うことができる嬉しいしくみになっています。
    須山さんが店頭に立たれる日もあるそうで、生産する側として、野菜を買って下さるお客様と直接顔をみてコミュニケーションがとれることを喜んでおられました。

    以前、交流スペースのある産直市をやってみたいと伺っていましたが、それが実現したようです。
    まだ完成形ではないこの産直市が、今後どんなふうになっていくのか、須山農園さんの次の試みが楽しみです。

    産直市の開店状況など、詳しくは須山農園のInstagramからどうぞ
    https://www.instagram.com/oyaoya.yaoya/(外部リンク)


    店頭の様子 店内の様子
    入口の様子 店内の様子

               
    量り売りもできます お会計はこちら
    カット売りもできます セルフでお会計

    今年も農大祭に出店しました

    令和6年7月13日(土曜日)、島根県立農林大学校で開催された第40回農大祭にしまね農業女子が出店しました。

    昨年初めて農大祭へ出店し多くの来場者から好評を得たため、今年度からしまね農業女子の恒例行事として取り組むこととし、今年は4名のメンバーが自ら生産している野菜、切り花、農産加工品等を販売しました。
    参加メンバーには同大学校の卒業生もおり、大学校職員や在校学生から声をかけていただき、賑やかなイベントとなりました。
    また、丸山達也島根県知事もしまね農業女子のテントに立ち寄られ、メンバーが丹精込めて育てた産品を購入いただきました。

    このような活動を通じて、しまね農業女子が多くのみなさんから応援していただけるようになることを願っています。


     
     
                                                                 販売された商品                                                                 多くの方がご来店

    商品を購入される丸山知事(右) 出店したメンバー

    新しい仲間が増えました

    新しくしまね農業女子に加入された小笠原遥(おがさわらはるか)さんをご紹介します。

    加入のきっかけは、邑南町役場産業支援課担当者からしまね農業女子のことを紹介され、興味を持たれたとのことです。
    事務局から、しまね農業女子の活動の目的や活動等について説明させていただいたところ、まだまだ発展途上にあるしまね農業女子ですが、仲間づくりや情報交換の場ができることを期待して加入を決められました。

    小笠原さんは、農業とは関わりのない全くの異業種からの転身ですが、農業には以前から興味を持っておられたということで、3年前邑南町にUターンしたのを機に、ご実家のひとみ農園で就農されました。
    ひとみ農園では、ミニトマトをはじめ、葉物野菜、野菜苗等多品目の作物を栽培しながら、販路拡大のために営業にも力を入れておられます。

    お客様のニーズにあった野菜を多品目で栽培したいとの思いがあり、女性ならではの視点を大事にした作物作りを目指して、大先輩であるお母様を師匠として日々研鑽されています。

    新しい仲間が増えることにより、しまね農業女子の活動の幅が広がるよう、私たちも応援させていただきます。


       
    小笠原さんが栽培するひとみ農園の野菜


    しまね農業女子の須山さんを訪問しました

    令和6年6月5日(水曜日)、島根県拠点の守屋地方参事官が須山農園を訪問し、共同代表の須山智帆さんとご主人の大輝さんから、農園の近況や今後の方向性などについてお話を伺いしました。

    須山農園では、柿、梅の生産・加工の他、できるだけ農薬や化学肥料に頼らない野菜作りをしておられます。就農して5年が過ぎ、きゅうりなどは農薬不使用でも安定した生産ができるほどの技術を確立されたそうです。

    技術向上を目指すだけでなく、農園で栽培する農産物は、身体の栄養だけでなく心の栄養となるものでありたいとの熱い思いをお聞きしました。

    生産の他にも、交流スペースを備えた誰もが気軽に立ち寄れる産直市の開設や、カフェの展開も構想しておられるようです。「日常の中にわくわくを」をコンセプトに、様々なことに挑戦されている須山農園の今後が楽しみです。


     
    須山智帆さん(左)と須山大樹さん   守屋地方参事官(右)と意見交換
    須山農園のハウス(あじうり)

    お問合せ先

    島根県拠点 地方参事官室

     代表:0852-24-7311(代表)