有限会社藤本米穀店(島根県)「雲南地域のコメを台湾へ輸出」
令和元年度取組事例
|
|
事業者の概要
- 所在地:島根県松江市東本町三丁目18
- 代表者:代表取締役社長 藤本 真由
- 主な品目:コメ(コシヒカリ、つや姫)
- 主な輸出先国・地域:台湾
- 事業概要:コメ販売、コメ加工品販売、加工食品販売
輸出の取組内容
- 雲南市からの要請があり、2011年から日本産米の実績がある台湾の食品会社「鼎三(ていさん)」と提携し輸出。
- 雲南市の良質なコシヒカリ生産地である宇山地域及び菅谷地域(標高400メートル~450メートル前後)のコシヒカリを使い「うやま米」「皇室献上米」として輸出。つや姫は雲南市産の独自プレミアム基準をクリアした「プレミアム つや姫 たたら焔米」として輸出。
- 現在の輸出量は年間約2トン(精米)で内訳は、「うやま米(2キロ袋)」約0.5トン、「皇室献上米(1キロ袋)」約1トン、「プレミアム つや姫たたら焔米(2キロ袋)」約0.5トン。
- 台湾での販売促進を定期的に実施。
取組経緯
- 雲南市から地域の水田農業の活性化を図るため台湾へ輸出の要請。
- 自社のコメ販売事業の展開と地域の持続的なコメ生産を結び付け、高品質な原料確保を図っている。
課題と対応方法
- 輸出関連事務の簡素化
輸出手続きや代金精算事務の簡素化のため、「鼎三(ていさん)」の国内子会社「ライメックスジャパン」を通じ、台湾の大手百貨店で販売。 - ブランド構築と消費需要変化への対応
輸出米のブランドイメージ定着のため販売促進を行っているが、消費ニーズの変化に伴い、ニーズに対応する高品質な新たな銘柄に変更。 - 販売促進フェア開催後の課題整理及び交流
台湾での販売フェア参加後に反省会を開催し、販売上の課題を整理して翌年度に反映。また、産地間交流は、更に深化し、文化交流まで発展。 - 経費負担
負担軽減のため、最小人員の派遣、手数料・運送費の検討・見直しを実施。
実績
- 輸出額
2020年:87万円、2021年:84万円、2022年:83万円 - 輸出国・地域割合
台湾:100%
今後の事業展開
- 台湾市場の開拓を狙う国内の他産地との競争力強化のため、現地販売会を複数回開催し訴求力を高める。
- 引き続き、輸出量の拡大を目指すために、地域の農業者等と連携した高品質なコメの確保に万全を期す。
印刷用
有限会社藤本米穀店(島根県)「雲南地域のコメを台湾へ輸出」(PDF : 407KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258