宮下酒造株式会社(岡山県)「日本酒、ビール、リキュール、ジン、ウイスキー等を約20カ国へ輸出」
令和元年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:岡山県岡山市中区西川原184
- 代表者:代表取締役 宮下 武一郎
- 主な品目:日本酒、クラフトビール、リキュール、ジン、ウイスキー
- 主な輸出先国・地域:中国、台湾、米国、フランス、香港等 20カ国・地域
- 事業概要:1915年創業。日本酒、クラフトビール、焼酎、梅酒など様々な酒類を製造・販売する総合酒類メーカー。中国地方では最初にクラフトビールに取り組むなど、「限りなき挑戦」を社是に、あらゆる酒造りに挑戦している。
輸出の取組内容
- 輸出を開始した2006年以降、順調に輸出額が伸びている。日本酒をはじめ、ビールやリキュール、ジンなど幅広く輸出に取り組む。
- 米国のインポーターへの直接輸出など、20カ国・地域へ展開中。直接輸出している米国では、インポーターから売れ筋情報を入手し、販売計画を策定、西海岸を中心に飲食店などにビールや日本酒を展開。近年はアジア圏の国に輸出を拡大。
- 自社ホームページの英語表記により、外国人への情報提供を充実。
- 2017年6月30日に自社敷地内に日本酒等を提供するレストランとショップ「独歩館」をオープン。酒蔵見学も行いインバウンド効果により新たな顧客を獲得するとともに、輸出増加を図る。
取組経緯
- ホームページ情報をきっかけに、自社の日本酒に興味をもった米国のインポーターと取引を開始。
- 日本酒の浸透によって、ターゲットが日系レストランから現地レストランへシフトし、需要が拡大。
課題と対応方法
- 海外での商標登録
輸出先国・地域で商標に関するトラブルを未然に防ぐため、それぞれの国で事前に主要商品を商標登録。 - 取引先のニーズへの対応
製造する酒類の種類や生産量を増やし、取引先の要望に対応できる生産体制を構築。
実績
- 輸出額
2020年:7,600万円、2021年:7,800万円、2022年:9,000万円 - 輸出国・地域割合
中国:25%、台湾:20%、米国:15%、その他:40%
今後の事業展開
- 日本酒やクラフトビール以外にも、リキュールやジン、世界的に評価の高い国産ウイスキーの製造により、幅広い商品ラインナップで、輸出の拡大を図り、輸出国40カ国を当面の目標とする。
- 今後、新たな顧客のニーズに対応していくとともに、設備投資と工場の効率化により、生産体制を増強し、輸出額2億円を目指す。
印刷用
宮下酒造株式会社(岡山県)「日本酒、ビール、リキュール、ジン、ウイスキー等を約20カ国へ輸出」(PDF : 413KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668,2159)
ダイヤルイン:086-230-4258