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中国四国農政局

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株式会社柚子屋本店(山口県)「無添加食品のこだわりを米国・EU・カナダ等へ」

令和元年度取組事例


輸出用商品の写真
輸出用搾り柚子


展示会の写真
ロンドンでの展示会風景

  事業者の概要

  • 所在地:山口県萩市大字椿東字奈古屋1189
  • 代表者:代表取締役  金  史一
  • 主な品目:ゆず果汁、ゆず胡椒、夏みかんマーマレード、だいだいのスライス等
  • 主な輸出先国・地域:米国、EU、カナダ等  43カ国・地域
  • 事業概要:柑橘類加工食品の製造・販売。原料の橙・柚子・夏みかん等の柑橘類は、生産部門を担っている子会社が栽培する自社農園や契約農園など地元産のものを使用。2022年に米国に営業拠点として子会社を設立。

  輸出の取組内容

  • 米国、EU、カナダ等へ柑橘加工品・ゆず果汁・ゆず胡椒、夏みかんマーマレード等を商社を通じて輸出。少量生産方式にこだわり、商品は全て化学調味料、その他合成添加物を使用していない手作り製品。
  • 2009年に500万円だった輸出額は、毎年順調に伸びており2022年は約5億5千万円まで増加。現在、年商に占める輸出額の割合は約7割。
  • 2017年には、食品安全管理の手法である国際規格のFSSC22000を取得し、商品の品質や安全性をアピール。また、イスラム諸国への輸出に必要なハラール認証を2018年に取得。

  取組経緯

  • 国内市場は縮小傾向にあり、売上を将来的に維持することが難しいとの考えから輸出事業を検討。
  • 2008年頃に海外バイヤーからの引き合いで米国向けにゆず果汁の輸出を開始。
  • 商談会等に毎年参加し、成約を積み重ね海外展開を加速。

  課題と対応方法

  • 輸出先国の食品衛生規制への対応
    海外ビジネスを拡大するための認証等の取得は、積極的に行っている。FSSC22000取得に加えて、PCQI(予防管理適格者)を置くなど、FSMA(米国食品安全強化法)にも対応。食品安全の国際標準規格や米国の規制強化への対応は、海外戦略には不可欠。
  • バイヤーへの売り込み(人材)
    ジェトロの輸出有望案件支援サービスを活用。食品輸出に精通した専門家から2年間、販路拡大のサービスを受ける。
  • 顧客へのフォローアップ
    相手からの要望に応えた商品を提案する等丁寧な対応を行う。

  実績

  • 輸出額
    2020年:2億3,801万円、2021年:5億3,092万円、2022年:5億5,267万円
  • 輸出国割合
    米国:46%、EU:16%、カナダ:9%、その他:29%

  今後の事業展開

  • 原料のユズや夏みかん等の取扱量増加により、雇用拡大や地元萩市の活性化に貢献しつつ輸出拡大につなげる。
  • 日本食ブームという絶好の大波を逃さず、更なる海外への販路開拓を進め、海外売上を毎年20%増にすることが目標。

印刷用

株式会社柚子屋本店(山口県)「無添加食品のこだわりを米国・EU・カナダ等へ」(PDF : 468KB)

お問合せ先

経営・事業支援部 輸出促進課

担当者:086-224-4511
ダイヤルイン:086-230-4258