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中国四国農政局

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株式会社宇和島プロジェクト(愛媛県)「宇和海で育まれた養殖魚に付加価値を付けて米国、香港等へ輸出」

令和元年度取組事例

展示会の写真
ドバイでの展示会

商品の写真
みかん鯛、みかんブリ

  事業者の概要

  • 所在地:愛媛県宇和島市坂下津甲94-13
  • 代表者:代表取締役社長  木和田 権一
  • 主な品目:みかんブリ、みかん鯛、宇和島サーモンなどの養殖魚、天然魚等
  • 主な輸出先国:米国、香港、中国、シンガポール、タイ、UAE、サウジアラビア等
  • 事業概要:2010年創業。宇和島市内の漁業者・養殖業者・卸・加工会社とネットワークを構築し、養殖魚や天然魚の生産・仕入及び鮮魚・水産加工品を販売している。

  輸出の取組内容

  • 地域資源である柑橘と養殖魚を組み合わせて「みかんブリ」、「みかん鯛」、「宇和島サーモン」の名称で各魚種をブランド化し、米国、香港、中国等へ輸出している。
  • 2016年5月に養殖魚(マグロ、スマ)で国内初のハラール認証を会社一丸となって取得するとともに、2019年5月にはUAEのドバイに支店を開設し、中東への販売を拡大している。
  • 商品への理解を深めてもらうため、海外バイヤーや輸出先国のシェフの視察を受け入れている。
  • 水産物だけでなく、地域商社として地場産の野菜、果樹も取り扱い、輸出に取り組んでいる。

  取組経緯

  • 海外で新たに販路開拓することにより、生産者の所得向上に繋がるとして、創業当初から商社経由で米国へ持ち込み、ロサンゼルスで商談が成立した。
  • アジア圏各国の展示会・商談会に出展。来場者から高い評価を得て、商談成立につながる。

  課題と対応方法

  • 顧客ニーズを満たす事業展開
    高い技術やノウハウを有する養殖事業者との連携の下、同社の加工場での加工から、流通までスピーディーに対応。
  • ブリなど養殖魚の切り身の変色への対応
    チョコレートに含まれるカカオポリフェノールを与えることで血合いの変色を5日間抑える「チョコブリ」を開発。

  実績

  • 輸出額
    2016年:1億円、2017年:1億円、2018年:1億3,000万円
  • 輸出国割合
    米国:23%、香港:23%、中国:15%、その他:39%

  今後の事業展開

  • 今後はニッチ市場の開拓やドバイでの支店開設により、輸出先国や輸出量を増やし、輸出比率が売上高の3割に達するよう取り組む。
  • 「地産地消」はもとより、新鮮な宇和海水産物を世界の食卓に届けるため「地産外商」を目指す。

印刷用

株式会社宇和島プロジェクト(愛媛県)「宇和海で育まれた養殖魚に付加価値を付けて米国、香港等へ輸出」(PDF : 773KB)

お問合せ先

経営・事業支援部 輸出促進課

代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258