千代むすび酒造株式会社(鳥取県)「鳥取から世界にはばたく、日本酒を米国、韓国等へ輸出」
令和元年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:鳥取県境港市大正町131
- 代表者:代表取締役 岡空 晴夫
- 主な品目:日本酒、焼酎、ジン
- 主な輸出先国:米国、韓国、中国等20ヵ国
- 事業概要:1865年創業。日本酒、焼酎、リキュール及び発酵食品等を製造・販売。伝統の技と「本物」を醸す心を大切に、「安心」「健康」な美味しい酒造りを行っている。
輸出の取組内容
- 1995年から輸出を開始し、現在は、米国、韓国、中国を中心に20ヵ国へ日本酒、焼酎等を輸出。
- 米国には、他の酒蔵4社と共同出資で輸出、輸入会社を設立。営業担当が、全米(ハワイ含む)、カナダで各蔵元の日本酒に対する想いを伝える等、地道な営業活動を行い、顧客の信頼を得て長期の継続取引に繋げている。
- 韓国は、境港市から定期コンテナが就航することをきっかけに、自社100%出資の現地法人を2009年に設立。自社商品のみならず、全国約30社の酒蔵の商品を取り扱っている。
- 食品安全に対応するためFSSC22000を2014年に取得。
取組経緯
- 国内人口の減少、アルコール離れによる日本酒マーケット縮小を予測し、1995年から輸出開始。
- 地道な営業活動を行い少しずつ海外市場を開拓。
- 「和食」がユネスコの無形文化遺産に認定されたことも追い風に近年取引を拡大。
課題と対応方法
- 日本酒の普及
輸出先国には、毎年最低年1回は足を運び、取引先への地道な営業活動を行いファンを増やしている。
また、海外各国の営業活動は、海外流通業者と同行を基本とするが、自社スタッフも英語を基本的に使用して取引先とのコミュニケーションを図っている。。 - 多言語による商品説明
英語、中国語等で商品説明が読み取れるQRコードの貼り付けを開始し取引の拡大を図る。
実績
- 輸出額
2016年:6,200万円、2017年:7,000万円、2018年:7,500万円 - 輸出国割合(2018年)
米国:30%、韓国:30%、中国:20%、その他:20%
今後の事業展開
- 日本酒を中心とした輸出に引き続き取り組み、輸出先国を拡大することにより、地元の生産農家の発展や雇用創出など地域の活性化に繋がる事業展開を目指す。
印刷用
千代むすび酒造株式会社(鳥取県)「鳥取から世界にはばたく、日本酒を米国、韓国等へ輸出」(PDF : 918KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258