株式会社阪東食品(徳島県)「四国の山奥からの挑戦、オーガニック食品を海外へ」
令和元年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:徳島県勝浦郡上勝町大字生実字上野63-1
- 代表者:代表取締役 阪東 高英
- 主な品目:柑橘の加工食品(有機ゆず果汁、有機ぽんず、ぷるるんじゅれ等)
- 主な輸出先国:フランス、ドイツ、中国等11ヵ国以上
- 事業概要:1988年創業。農林水産業(すだち、ゆず等)、製造業(ゆず果汁等加工食品)。6次産業化に取り組み自らが柑橘類の加工食品を製造。有機農業にも取り組み、有機JAS認証を取得している。
輸出の取組内容
- 2012年から輸出を開始し、現在は、フランス、ドイツ、中国を中心に11ヵ国へゆず果汁等の加工食品を輸出。
- フランス、ドイツ及びベトナム向けは直接輸出を行っており、その他の国は商社を通じた間接輸出を行っている。
- ゆず・すだち・ゆこう果汁は、常温輸送されることが多いが、品質を保持するため冷蔵輸送を行い差別化を図っている。取引先からは常温輸送に比べて香り良さについて高い評価を得ている。
- 年々輸出額を伸ばしており、2019年の輸出額は会社全体の売上高の約4割を占める。
取組経緯
- 「海外でどこまで通用するのか挑戦したい」との想いから海外市場開拓の取組を開始。
- 海外で開催される展示商談会等に継続的に参加することでゆず果汁等の加工品を中心に取引が拡大。
- 2014年には、EU向けゆず青果の輸出を実現。
課題と対応方法
- 認証の取得
有機JAS認証を取得。日本の有機JAS制度と有機同等性が認められる国・地域においては商品の評価が上がり販路の確保に繋がっている。また、新たな販路拡大のためにハラール認証を取得。 - 言語対応
商品のストーリーやバックグランドを海外へPRするため、英語や中国語表記のパンフレット作成、商品デザインの開発やユーチューブによる情報発信を行っている。
実績
- 販売額に占める輸出比率
2017年:32%、2018年:34%、2019年:43% - 輸出国割合(2019年)
フランス:69%、ドイツ:18%、中国:7%、その他:6%
今後の事業展開
- 更に輸出拡大の取り組みを進め、輸出額1億円を目指す。
- 輸出拡大に必要な原料の柑橘を徳島県内の生産者から購入する等地域の活性化に貢献する事業展開を行う。
印刷用
株式会社阪東食品(徳島県)「四国の山奥からの挑戦、オーガニック食品を海外へ」(PDF : 720KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258