大山乳業農業協同組合(鳥取県)「鳥取県のブランド「白バラ牛乳」やアイスクリームを東アジア等へ輸出」
令和2年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:鳥取県東伯郡琴浦町大字37-1
- 代表者:代表理事組合長 小前 孝夫
- 主な品目:牛乳、成分調整乳、乳飲料、バター、生クリーム、粉乳、練乳、発酵乳、アイスクリーム、菓子等
- 主な輸出先国・地域:香港、韓国、マカオ
- 事業概要:鳥取県内の酪農家が出資した酪農専門の協同組合で、生産から処理・販売までを一貫体制で行う。酪農指導(乳質改善、技術指導)、牛乳、乳製品の開発、品質管理、販売(大山まきばみるくの里他営業所2店舗)
輸出の取組内容
- 2015年から韓国へアイスクリーム等の輸出を開始。韓国のほかオーストラリアや東アジアへの輸出も展開し、特に韓国では「新世界百貨店(グループ)」「現代百貨店」等で、富裕層向けに「プレミアム感」をアピールし販売。オンライン販売も好調。
- 2023年7月「白バラ牛乳香港輸出プロジェクトコンソーシアム」を設立し、同10月には香港で「白バラ牛乳」の販売ライセンスを取得。2024年1月からプロモーションを実施。4月に香港へ「白バラ牛乳」の輸出を本格的に始め、セブンイレブンやイオン等日系店舗約340店で販売が展開され、高評価を得ている。
取組経緯
- 国内市場縮小、グローバル化が進む中、新たに海外販路開拓を目指して、2015年に韓国へ輸出を開始。
- 香港の実業家が鳥取を訪れた際、「白バラ牛乳」の美味しさをアピールし、高評価を得たことをきっかけに、香港への輸出を開始。
課題と対応方法
- 「白バラ牛乳」の品質保持
香港への「白バラ牛乳」の輸出は、輸送期間を加味し、賞味期限を1か月以上延長することが必須であったが、特殊パックを開発し利用することで、風味劣化を防ぎ、賞味期限の延長に成功。 - 「白バラ牛乳」の認知度向上
北海道ブランドが強い香港において「白バラ牛乳」は流通実績がないため認知度が低かったが、販売促進イベントの積極的開催や消費者ニーズを把握するためにアンケートを実施し、認知度が向上。
実績
- 輸出額
2022年:23百万円、2023年:27百万円、2024年:74百万円(見込み) - 輸出国割合(2023年)
香港:55%、韓国:35%、マカオ他:10%
今後の事業展開
- 香港向けに「白バラ」ブランドを定着させ、 「白バラ牛乳」の輸出を2024年の100トン(見込み)から2027年までに550トンに拡大を目指す。
- 韓国向けにアイスクリームやヨーグルト等の輸出を拡大するほか、東アジアや東南アジア向けに「白バラ牛乳」とアイスクリームをメインに輸出拡大を目指す。
印刷用
大山乳業農業協同組合(鳥取県)「鳥取県のブランド「白バラ牛乳」やアイスクリームを東アジア等へ輸出」(PDF : 500KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258