株式会社ヘイセイ(鳥取県)「地元特産のあご(トビウオ)を使っただしを中心に香港・韓国・中国へ輸出」
令和2年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:鳥取県東伯郡琴浦町大字徳万731
- 代表者:代表取締役 種子 善之
- 主な品目:あご入り鰹ふりだし、野菜ブイヨン、ふりかけ
- 主な輸出先国・地域:香港、韓国、中国
- 事業概要:主たる業種は建設業。2008年食品分野へ参入。食品事業部が取り扱う「あご入り鰹ふりだし」「野菜ブイヨン」「ふりかけ」(3種類)を自社通販サイトや県内外の卸、商社へ販売。2020年7月に鳥取県版HACCPを取得。
輸出の取組内容
- 主軸商品の「あご入り鰹ふりだし」は、「だし文化」の香港へ継続的(月1回)に輸出、香港イオンで販売し好評を得ている。また、韓国では、取引先がインターネットで販売し、認知度の向上や輸出拡大に繋がっている。「野菜ブイヨン」は中国向けに輸出を開始、また 「ふりかけ」は香港へ年1回程度スポット販売を展開。各商品ともさらなる輸出に向け、PR活動に取り組む。
- 2019年に開催された「2019香港FOODEXPO」ジャパンパビリオンのイベント会場では「あご入り鰹ふりだし」がプロの料理人の調理デモの紹介食材に選ばれ、多くの来場者にPRすることができた。
取組経緯
- 国内需要に限りがある中、アジア圏は、鍋物など日本と類似する食文化を持つ国があることから、販路拡大の可能性があると考え、2015年から(公財)鳥取県産業振興機構の支援を受け、韓国へ輸出を開始。
課題と対応方法
- 言語の違い
とっとり国際ビジネスセンター等による同行支援や通訳サポートの支援を受け、現地での活動を円滑に進める。 - 商品のPR
輸出国の料理に合った「だし」の活用方法を提案するため、現地の言語で作成した自社パンフレットに「だし」を使用したレシピを掲載した。
実績
- 輸出額
2017年度:235万円、2018年度:230万円、2019年度:152万円 - 輸出国・地域割合(2019年度)
香港:65%、韓国:25%、中国:10%
今後の事業展開
- 日本の「だし」文化の可能性を求め、商社やバイヤーとの連携や商談を重ね、アジアを中心として欧米にも製品の良さを発信し、さらなる輸出拡大を図る。
- FSSC22000の認証取得を目指しており、自社商品の食品安全性をアピールし、新規取引先の開拓に繋げる。
印刷用
株式会社ヘイセイ(鳥取県)「地元特産のあご(トビウオ)を使っただしを中心に香港・韓国・中国へ輸出」(PDF : 431KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258