李白酒造有限会社(島根県)「先代の遺志を受け継ぎ日本酒文化を海外へ輸出」
令和2年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:島根県松江市石橋町335番地
- 代表者:代表取締役社長 田中裕一郎
- 主な品目(製造品):日本酒、焼酎、みりん
- 主な輸出先国:アメリカ、香港、中国等 13か国・地域
- 事業概要:1882年(明治15年)に創業。日本酒発祥の地と言われる出雲の国で、先代の遺志を受け継ぎ、伝統の酒造りの技法の継承と酒文化を広げた。社名は、酒を称えた詩を多く詠んだ中国唐代の詩人「李白」に因んで命名。
輸出の取組内容
- 1980年代から精力的に海外展開を図り、現在はアメリカ、香港、中国等の国々に輸出し、売上全体の45%になっている。海外では、日本食と共に愛飲されるお酒の展開を図っている。
- 日本酒輸出協会に設立当時(1997年)から参加し、海外での日本酒の普及にも努めてきた。
- 現地のインポーターとの信頼関係を構築し、現地での販売戦略の立案と李白の銘柄を育てる意識を醸成する。
取組経緯
- 経営理念である「酒文化を普及し正しく後世に継承する」ことを実現し、広く世界に伝播させるため、また、国内市場が減少する中、輸出により売上増加と販路拡大を図るため、1980年代から輸出を開始。
課題と対応方法
- 日本酒(地酒)の評価を低下させないため、品質管理や適正価格での販売に取り組む。
当社から輸出先国へ出向きインポーターの選定に力を注ぎ、信頼できるインポーターの選定を行う。
実績
- 輸出額
2021年:181百万円、2022年:162百万円、2023年:84百万円 - 輸出国割合(2023年)
アメリカ:80%、香港:7%、中国:5%、その他:8%
今後の事業展開
- 世界に日本酒が拡がる中、取り扱いに対する知識を普及させるため、日本酒のオピニオンリーダーの育成と愛好家を増やす活動としてプレゼンテーションに取り組む。
- 大学と連携し、自然界から分離された花酵母を活用した商品開発に向け、酒造会社や輸出事業者、バイヤー等と情報収集・情報交換を行い、日本酒の普及に取り組む。
印刷用
李白酒造有限会社(島根県)「先代の遺志を受け継ぎ日本酒文化を海外へ輸出」(PDF : 449KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258