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中国四国農政局

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    総社もも生産組合(岡山県)「香港・台湾等へももを輸出」

    令和2年度取組事例


    出荷用の箱に詰められたもも


    台湾の中秋節商戦に向けた箱詰め作業

      事業者の概要

    • 所在地:岡山県総社市門田70-1
    • 代表者:組合長  秋山 陽太郎
    • 主な品目:白麗、恵白等
    • 主な輸出先国・地域:香港、台湾、シンガポール、タイ、EU諸国等
    • 事業概要:1968年に「日本一のもも作りと高収益・経営安定」を目的に組織。樹が持つ力を最大限引き出す「岡山自然流もも栽培」で高品質なももを生産。事務局は、 JA晴れの国岡山。組合員数は13戸、栽培面積は21ヘクタール、平均年齢43歳の農業者で構成する生産組合。生産から選果・こん包まで一貫して行う完全共選。

      輸出の取組内容

    • ターゲットを富裕層とし、アジア圏の中元節・中秋節向けとして白桃を約20品種ラインナップ。現地販売先等から注文多数。
    • 直接取引は行わず、輸出に強い大田市場(東京都)や大阪市場本場(大阪市)の仲卸を通じた間接輸出。
    • 2018年アラブ首長国連邦及びオマーンへの輸出を開始。同年12月にオマーン大使館で開催されたレセプションに参加し、招待客にももを提供した。

      取組経緯

    • 2008年頃から、JA晴れの国岡山(旧JA岡山西)と連携し、香港向けに白桃の輸出を開始。
    • 2012年から岡山県の呼びかけに応じて、台湾へのもも輸出を開始。
    • 総社市に仲卸である現地合弁会社を紹介され、2018年アラブ首長国連邦及びオマーンへの輸出が実現。

      課題と対応方法

    • 他産地との競合
      アジアにおける日本産ももの知名度は高いが、他産地との競合を避けるため、ターゲットを中東諸国にした。中東諸国は経済発展が著しく、富裕層が多い地域ながら日本産ももの流通は少なく、市場性も高いことから、新たな市場として開拓した。
    • 効果的なプロモーション
      海外におけるもものプロモーションで、甘さよりも香りが良いと評価される。岡山産のももは他産地より香りが強い点を売りに、プロモーションを展開。オマーン大使館のレセプションでは、招待客を通してPRを実施。

      実績

    • 輸出額
      2022年:789万円、2023年:950万円、2024年:980万円
    • 輸出国・地域割合(2024年)
      香港:60%、台湾:25%、シンガポール:10%、その他:5%

      今後の事業展開

    • EU諸国のバイヤーの参加する商談会への参加や、現地でのプロモーション活動を積極的に行い、市場規模が大きいEUでの販路拡大を図る。
    • アラブ首長国連邦、オマーンへの輸出拡大と、バーレーンなど未輸出国に向けた輸出を目指す。

    印刷用

    総社もも生産組合(岡山県)「香港・台湾等へももを輸出」(PDF : 491KB)

    お問合せ先

    経営・事業支援部 輸出促進課

    代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
    ダイヤルイン:086-230-4258

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