株式会社シマヤ(山口県)「世界無形文化遺産の「和食」に欠かせない出汁(だし)を中心とした輸出」
令和2年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:山口県周南市都町1-57
- 代表者:代表取締役社長 原田 道太
- 主な品目:だしの素、だしパック、めん類調味料、レトルト雑炊 など。
- 主な輸出先国・地域:東南アジア、ヨーロッパ諸国、東アジア、北米、オセアニア、南米 など。
- 事業概要:だしの素、だしパック、めん類調味料など、各種調味料の製造、販売。主力商品であるだしの素は、日本で初めて製造販売した風味調味料。国内では、60年以上の販売実績があり、海外へは約30年以上の輸出実績。
輸出の取組内容
- 2014年 FSSC22000認証を取得、海外向け輸出体制を整備。
- 2023年 EU HACCP認証を取得し、ヨーロッパへの輸出体制を強化。
- 海外専用パッケージ商品を開発し、10ヶ国20アイテム以上を販売中。
取組経緯
- 国内市場規模の縮小から、海外への販路開拓を検討。
- 1996年、社内に貿易部署を設置し、各国・地域毎のニーズを把握しながら、間接・直接輸出を開始。
- 国ごとに販売計画を立て、販路を開拓。
課題と対応方法
- 浸透しない商品の認知度
現地のバイヤーと協議を重ね、現地スーパーなどで地元料理への活用方法、和食料理のプロモーションや展示会出展を行い、商品の認知度向上を図る。 - 日本の基準と異なる輸入規制
現地バイヤーと話し合い、輸入可能商品の案内、または商品開発により対応。 - 各国の購買層に合わない販売価格
流通コスト、生産コストを抑えることや商品開発などで対応。
実績
- 輸出額
2021年:37,400万円、2022年:38,100万円、2023年:41,500万円 - 輸出国・地域割合(2023年)
アセアン:42%、ヨーロッパ諸国:23%、アジア:12%、その他:23%
今後の事業展開
- 国内の輸出商社、各国の輸入商社、販売店、および飲食店と連携し、だしの素、めん類調味料等の新たな活用方法などを提案し普及につなげる。
- 「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを契機に、和食に欠かせないだしの素、めん類調味料等をPRし、新たな販路の開拓を目指す。
印刷用
株式会社シマヤ(山口県)「世界無形文化遺産の「和食」に欠かせない出汁(だし)を中心とした輸出」(PDF : 466KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258