JA高知市三里園芸部(高知県)「新型コロナの影響も乗り越えて、中国・アメリカ・オランダ等へグロリオサを輸出」
令和2年度取組事例
|
|
事業者の概要
- 所在地:高知県高知市仁井田3844 JA高知市三里園芸出荷場
- 代表者:JA高知市三里園芸部部長 細谷 準
- 主な品目:グロリオサ(切り花)
- 主な輸出先国:中国、アメリカ、オランダ等
- 事業概要:国内屈指のグロリオサの生産地である高知市三里地区の花き生産部会。完全共同選花共同販売の体制をとり、部会員数は32戸、作付面積は約23ヘクタール、年間で約242万本を出荷している 。輸出実績は年々増加している。
輸出の取組内容
- グロリオサを国内花き市場経由で中国、アメリカ、オランダ等に輸出している。
- 国内花き市場との信頼関係を大切にしており、国内花き市場には、海外販路の拡大、検疫等の協力を得るほか、輸出した商品代金の回収リスクを引き受けてもらっている。
- 国内花き市場と共に販路拡大を図り、輸出先国は現在、約8か国となっており、更なる輸出の拡大に取り組んでいる。
取組経緯
- 生産者からの要望で、2002年1月に初めて台湾に輸出。同年、オランダの「フロリアード」で金賞を受賞するなど、世界で多数を占めるオランダ産のものと比較しても「圧倒的に優れた品質」との評価を受け本格的に輸出を開始。
課題と対応方法
- コスト低減
輸出用にパッキング方法を開発することでコスト低減を実施。(国内向け1箱20本入り。海外向け1箱50本または60本入り。) - 品質保持
出荷場稼働日直前の収穫や出荷場から市場までの温度管理の徹底により品質を保持。 - 販売価格帯の維持
周年栽培だが、ニーズに見合った作付けにより、一定の販売価格帯を維持。
実績
- 輸出量
2021年:18万本、2022年:25万本、2023年:32万本 - 輸出国割合(2023年)
中国:74%、アメリカ:19%、オランダ:2%、その他:5%
今後の事業展開
- 輸出を伸ばし地域を活性化することで、担い手不足を解消し、「産地」を今後も維持する。
- 生産メインは赤色の花(80%)だが、海外ニーズに応じたカラーバリエーションを用意するなど、需要に応じた柔軟な対応を行う。
印刷用
JA高知市三里園芸部(高知県)「新型コロナの影響も乗り越えて、中国・アメリカ・オランダ等へグロリオサを輸出」(PDF : 479KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258