株式会社シーライフ(島根県)「浜田の新鮮な魚の美味しさを世界へ届ける」
令和3年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:島根県浜田市原井町907-2
- 代表者:代表取締役 河上 清志
- 主な品目:魚干物・缶詰・のどぐろ 加工品等
- 主な輸出先国・地域:シンガポール、中国(香港)等
- 事業概要:浜田漁港で水揚げされた魚を加工し、国内百貨店や通信等で干物25万枚、魚の缶詰3万缶を販売。
輸出の取組内容
- 2017年から国内商社を通じ、海外では馴染みのない高級魚の「のどぐろ」「ふぐ」などの新鮮な魚を使った干物を希少性・食べ方などを訴求し、富裕層を中心に魚の美味しさをPRし輸出。
- 2019年には日本系飲食店や現地の小売店及び外資系小売店等へ加工品(のどぐろ干物140キログラム、ふぐ干物400キログラム、缶詰600缶)を販売し、輸出額430万円を達成。コロナ禍前のPR活動が功を奏し、2020年の輸出額も前年の水準を確保。
- リモート商談会(主催:JETRO)を約20社と実施。バンコクの輸入業者と商談が成立し、日本食レストラン向けに、のどぐろフィレ60キログラム・その他干物70キログラムを輸出。さらなる販路拡大を目指して、シンガポール・香港を中心に現地との安定的な関係構築に取組む。
取組経緯
- 国内の魚消費の低迷・人口減少から販路拡大の一つとして輸出相談をJETROへ行った。
- 国・県等の参加費助成などを活用し、2017年~19年に香港など七都市で商談会・試食販売の取組みを始めた。
課題と対応方法
- 言語の違いによりのどぐろや干物の価値が伝わりにくい。
展示会等に参加し、商品PRを輸入業者や飲食店シェフ等に行い、連絡を密に取ることで需要動向を収集。
リモート商談会では、写真・動画等の映像等を増やし、営業・フォローをきめ細やかに行うことで販路を開拓。 - ニーズや動向をつかめずセールスポイントを絞り切れない。
多くの商品バリエーションを準備し、商談相手の興味を引く。また、安全・安心であることを無添加の商品として表示して販売。(完売したこともあり。)
実績
- 輸出額
2018年:415万円、2019年:430万円、2020年:422万円 - 輸出国・地域割合
シンガポール:75%、中国(香港):25%
今後の事業展開
- バンコク、カンボジアなどへ販路を開拓し、“浜田ブランド「どんちっちノドグロ」の浸透”と“輸出額 1,000万円”を目指す。
- 輸出先現地会社との関係強化により、輸出先で浜田市フェアの開催や浜田市内の事業者の商材のPRを行うことで浜田市の地域振興や地域経済の活性化を目指す。
印刷用
株式会社シーライフ(島根県)「浜田の新鮮な魚の美味しさを世界へ届ける」(PDF : 178KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668,2159)
ダイヤルイン:086-230-4258
FAX番号:086-224-7713