このページの本文へ移動

中国四国農政局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    株式会社日本植生グループ本社 NISSHOKU FARM(岡山県)「長期保存による付加価値の高いブドウを海外へ」

    令和3年度取組事例

    低温貯蔵庫の写真
    低温貯蔵庫

    ブドウが販売されている様子
    輸出先国(シンガポール)でのブドウ売り場

      事業者の概要

    • 所在地:岡山県津山市高尾573-1
    • 代表者:代表取締役社長 柴田 和正
    • 主な品目:ブドウ(シャインマスカット、オーロラブラック)
    • 主な輸出先国・地域:台湾、香港、その他
    • 事業概要:2008年日植ファーム設立。ブドウをはじめとした農産物の生産及び仕入れ販売。標高430メートルの備中高原(真庭市北房)で、ブドウ約1.2ヘクタール栽培。農場内に選果・梱包施設や低温貯蔵庫を設置。

      輸出の取組内容

    • 2014年 香港向けに種なしブドウ(シャインマスカット、オーロラブラック)の輸出を開始。香港・シンガポール向けに直接輸出を行っていたが、販売先の廃業等により直接輸出は中断。現在は、卸売市場を経由した間接輸出が中心。
    • 2019年 香港・台湾で「NISSHOKU FARM」の商標権を取得。房ごとに表示し、ブランディングを構築。
    • 2020年 タイ向けに選果・梱包の適合施設認定を取得し、翌年(2021年)から試験的な直接輸出を開始。
    • 2023年 輸出の取組は軌道に乗っており、当面、現在の取組を継続し海外市場を確保。

      取組経緯

    • 農場の特徴ある大粒ブドウを時期をずらして冬季に卸売市場に出荷したところ、海外からの引き合いが強かった。
    • 2014年に岡山大学の香港向け輸出の実証実験に参画した際に、協力者のインポーターからの引き合いがあり、それを契機に直接輸出を開始。

      課題と対応方法

    • 他産地ブドウとの差別化
      低温保管しても品質や食味が落ちない貯蔵技術を追求し、出荷時期を他産地とずらすことで、供給量が減少する品薄の時期の需要を取り込む。
    • 特徴あるブドウづくりの研究
      粒の大きいブドウが好まれる海外向けに、大粒でも大味にならないブドウの栽培技術の研究を行う。

      実績

    • 輸出量
      2021年:3.5トン、2022年:5.0トン、2023年:9.5トン
    • 輸出国・地域割合(2023年)
      台湾:50%、香港:40%、その他:10%

      今後の事業展開

    • 出荷時期の遅いブドウの輸出拡大を図るため、低温貯蔵庫の増設を行う。
    • タイでの新規取引先の開拓、マレーシア等新たな国への輸出を目指す。
    • 近隣の生産者との連携、更なる栽培技術の向上を図り、ブドウの輸出量を増加させることで、地域農業の発展に寄与する。

    印刷用

    株式会社日本植生グループ本社 NISSHOKU FARM(岡山県)「長期保存による付加価値の高いブドウを海外へ」(PDF : 529KB)

    お問合せ先

    経営・事業支援部 輸出促進課

    代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
    ダイヤルイン:086-230-4258

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader