國和産業株式会社(岡山県)「柿から地方創生プロジェクト ~ 挑戦、そして世界へ ~」
令和3年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:岡山県倉敷市玉島乙島7132
- 代表者:代表取締役社長 友國 正明
- 主な品目:干し柿加工菓子、フルーツゼリー、羊羹等
- 主な輸出先国・地域:台湾、香港、タイ、アメリカ等
- 事業概要:1971年創業、干し柿加工菓子、瀬戸内フルーツゼリー等の製造・販売業。柿から干し柿、干し柿加工菓子までの一貫した生産ラインを持ち、干し柿加工に特化した技術を持つ。近年、農業にも参入。日本全国のスーパーや量販店、道の駅等で販売を展開。
輸出の取組内容
- 2016年、合弁子会社を通じて当社及び他社商品の輸出を開始。
- 2017年にタイ、2018年に香港、台湾向け輸出を開始。
- 2019年にアメリカ、2020年にベトナム、シンガポール、2021年に韓国、2022年にフランス向け輸出を開始。
- 積極的に展示会等に参加し、輸出事業者が手掛けるサブスクリプションサービスで、複数社のお菓子で詰め合わせる商品への参加や、自社産の生鮮の柿の輸出開始など新規販路を開拓。
取組経緯
- 2003年、中国に合弁会社を設立し、その会社に原料としてゆずの粉末を輸出開始。
- 国内の人口減少・お土産需要減による市場の縮小が想定されることから、海外顧客の獲得・拡大を検討。
課題と対応方法
- 海外バイヤーから求められる衛生管理基準を満たしていない。
2021年に国の補助事業を活用して国際衛生基準JFS-B認証を取得し、海外販路を拡大。 - 賞味期間が短い干し柿加工品が主力なため、年間を通した販売・輸出ができない。
冷凍による賞味期間の延長や、地元瀬戸内地域特産の白桃・ぶどう・レモン等を使用した常温で保存ができるゼリー商品を開発し、周年での販売・輸出が可能となった。
実績
- 輸出額
2021年度:152万円、2022年度:230万円、2023年度:800万円(見込み) - 輸出国・地域割合
アメリカ:59.7%、台湾:29.7%、その他:10.6%
今後の事業展開
- 「柿から地方創生」の理念を掲げ、海外で評価の高い「日本のくだもの」として、柿の農産商品のラインナップを拡充し、輸出を拡大する。
- 2021年、2022年に新植した柿畑(約1ヘクタール)では、2026年から収穫が本格化する予定。
- 干し柿は乳製品やお酒と相性が良いドライフルーツ。調理法の啓蒙を行い、食材としての新たなジャンルを開拓したい。
印刷用
國和産業株式会社(岡山県)「柿から地方創生プロジェクト ~ 挑戦、そして世界へ ~」(PDF : 449KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258