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中国四国農政局

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株式会社辻本店(岡山県)「全量雄町米で製造した御前酒(ごぜんしゅ)を欧米・アジア等へ輸出」

令和3年度取組事例

パリのブティックでの試飲販売会の様子
パリのブティックでの試飲販売会の様子

ポートランドでの展示会の様子
ポートランドでの展示会の様子

  事業者の概要

  • 所在地:岡山県真庭市勝山116
  • 代表者:代表取締役  辻  総一郎
  • 主な品目:日本酒、ゆず酒、梅酒
  • 主な輸出先国・地域:イギリス、イタリア、韓国、アメリカ、中国、ほか
  • 事業概要:文化元年(1804年)、真庭市で酒造業を創業。地元の米や水、引き継いできた技で醸す酒造りを綿々と継承。2022年から酒造好適米である雄町米を全量使用する全国唯一の酒蔵として「全量雄町宣言」を表明。

  輸出の取組内容

  • 近年、新たな輸出先国の拡大に注力した結果、フランスやマレーシア、アラブ首長国連邦、ベトナム等へ輸出先を拡大。
  • 海外で日本酒ブームが広がる中、バイヤーは製品になるまでのストーリーも重視するため商品のストーリー性(雄町米へのこだわりや古くからの製造方法)を前面に出してPRすることで、コロナ禍でも安定した輸出額を確保。
  • 2021年はコロナ禍からの経済の立て直しが早かった欧米からの受注が大幅に増加し、2022年は欧米からの受注は落ち着いた一方で経済が持ち直したアジアからの受注が回復。

  取組経緯

  • 1990年頃から、販路拡大を模索している際に輸出事業者からの勧めによりイギリスへの輸出を開始。
  • その後、輸出先をアジア、ヨーロッパ、アメリカ等へ幅広く拡大。

  課題と対応方法

  • 事務手続きの煩雑さ
    書類作成なども担ってくれる輸出業者に変更することで解消。
  • 輸出先国の選定
    JETROのアドバイザーによる支援事業や現地のインポーターを利用し、相手先国の現状や文化・ニーズについて事前に情報収集を行い、自社商品に適した輸出先を選定。

  実績

  • 輸出額
    2020年:2,300万円、2021年:2,760万円、2022年:2,380万円
  • 輸出国・地域割合
    イギリス:17%、イタリア:15%、韓国:13%、その他:55%

  今後の事業展開

  • 今後も輸出先国の拡大には積極的に取り組んでいく予定であり、経済発展の著しいインドの富裕層等を候補先として検討。
  • 日本酒の製造量も限られるため、全量雄町米へのこだわり等付加価値を前面に出したPR等により販売単価を高くして利益率を向上。

印刷用

株式会社辻本店(岡山県)「全量雄町米で製造した御前酒(ごぜんしゅ)を欧米・アジア等へ輸出」(PDF : 467KB)

お問合せ先

経営・事業支援部 輸出促進課

代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258

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