株式会社シルクファーム(鳥取県)「香港へ国内販売が難しいサイズのさつまいもを輸出」
令和4年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:鳥取県米子市富益町4670番地7
- 代表者:代表取締役 石田 康雄
- 主な品目:さつまいも、いちご、ミニトマト、玉ねぎなど
- 主な輸出先国・地域:香港
- 事業概要:「耕作放棄地再生」と「ユニバーサル就労」を企業テーマに活動する農業法人。農作物の生産・輸出の他、「鳥取県HACCP適合施設認定」を受けた農産品加工施設にて、収穫した農産物を加工し6次産業化商品を製造。
輸出の取組内容
- 自社農場で生産した「さつまいも」を香港へ間接輸出。香港イオン等にて販売。
- 輸出する「さつまいも」は100g程度のものを従業員3~4名で手作業選別。
- 大型冷蔵貯蔵施設を備えたことで、通年で海外(香港)を含む国内外への「さつまいも」出荷が可能。
- パッケージに二次元バーコードを貼り付け、多言語対応した生産地・観光農園情報を掲載することで、効率的・効果的に情報を発信。
取組経緯
- 国内販売が難しい100gサイズのさつまいもを、香港では蒸して食べる習慣があるとの情報を得て、社内で輸出を検討。
- 鳥取県のビジネスマッチングで香港の商社と取引が成立し、2018年度から海外輸出を開始。
課題と対応方法
- 2021年産は100gサイズが確保できず、輸出量が3tに停滞。
2022年産は、栽培面積の拡大や、大学と協定を結び苗作りや生産工程等の体制を整備。 - 収穫後約1ヶ月程度の熟成期間中に、泥や傷などで一部のさつまいもが腐敗。
キュアリング処理を施し、軟腐病などの発生を防止。
実績
- 輸出量
2019年:10t、2020年:10t、2021年:3t - 輸出国・地域割合
香港:100%
今後の事業展開
- 香港以外にシンガポールなど、東南アジア地域への輸出拡大を図る。
- 選別作業など一貫した機械化体系を導入し、作業効率の向上を図り、栽培面積を15haから20ha、輸出量を10tから20tに拡大することを目指す。
印刷用
株式会社シルクファーム(鳥取県)「香港へ国内販売が難しいサイズのさつまいもを輸出」(PDF : 506KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668,2159)
ダイヤルイン:086-230-4258