株式会社カン喜(山口県)「冷凍かき・かきフライを世界の食卓へ輸出」
令和4年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:山口県周南市大字戸田一王1431
- 代表者:代表取締役 上坂 陽太郎
- 主な品目:冷凍かき、かきフライ、殻付かきグラタン、かきの長州漬け、ほたてグラタン、かきと豆腐のそぼろ和え、蟹味噌甲羅グラタン等
- 主な輸出先国・地域:香港、台湾、オーストラリア等
- 事業概要:1973年創業。冷凍食品の製造販売。1987年より障がい者を積極的に雇用。2021年、厚生労働省が「もにす認定事業主」に認定。
輸出の取組内容
- 2010年 香港へ殻付かきグラタンの輸出開始。
- 2013年 ISO22000認証取得し、食品の安全体制を整備。
- 2014年 FOOD JAPAN(シンガポール)展示会へ単独出展。
- 2015年 台湾、香港、インドネシアの展示会へ出展。
- 2016年 フィリピン、ロシア、台湾の展示会へ出展。
- 2017年 UAEの展示会へ出展。
- 2018年 ベトナム、マレーシアの商談会に参加。
- 2021年 冷凍かきを3か国、かきフライを5か国へ輸出開始。
- 2022年 FSSC22000認証取得。
取組経緯
- 国内市場では競合も多く、価格競争となり販路拡大が難しいことから、海外への販路開拓を検討。
- 2015年の香港FOOD EXPO出展を契機にかきフライの継続的な輸出を開始。
- 2021年には、直接貿易可能な輸出先も増え、現在8カ国へ売上の約20%を輸出。
課題と対応方法
- 輸出拡大に向けた衛生対策と生産拡大
EU等への輸出先国拡大を視野に、EU-HACCP認定取得に向けた加工設備改修や関連機器の整備に交付金を活用し実施中。 - 原料の確保と品質の安定
商品に対する国内外の原料産地と交渉して生産を拡大。品質の安定に向けては、仕入先と連携してコールドチェーンを確保。 - 海外で売れるためのパッケージの工夫
商品を見ただけで日本の商品と分かるように、輸出先の現地受けするイラスト等をデザインしたパッケージの工夫。
実績
- 輸出額
2019年:2,475万円、2020年:5,590万円、2021年:11,552万円 - 輸出国・地域割合(2021年)
香港 48%、台湾 33%、オーストラリア 18%、その他 1%
今後の事業展開
- 輸出先国のニーズに対応可能な生産者と連携し、生産量の拡大を図る。
- より品質の高い商品を提供できる体制の構築。
印刷用
株式会社カン喜(山口県)「冷凍かき・かきフライを世界の食卓へ輸出」(PDF : 504KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668,2159)
ダイヤルイン:086-230-4258