西地食品有限会社(徳島県)「阿波の香りを世界の食卓に」
令和4年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:徳島県阿南市新野町谷口121
- 代表者:代表取締役社長 吉永 真由美
- 主な品目:柑橘(ゆず、すだち)加工品及び青果、柑橘(ゆず、すだち)青果、生姜加工品、たけのこ加工品
- 主な輸出先国・地域:フランス、マレーシア、中東(ドバイ)
- 事業概要:1823年創業。1959年から製造業(柑橘の搾汁)。6次産業化に取り組み、自ら加工食品を製造。2009年からは生姜の自社栽培を開始。
輸出の取組内容
- 2017年からフランスにゆず果汁を輸出。
- 2018年、輸出先の規制等に合わせた栽培方法を確立し、すだち青果をEU向けに輸出を開始、2020年には405kg輸出。
- 現在、EU、アジア、ドバイに向けて、ゆず果汁に加えて、加工品(すだち、生姜)も輸出を行っている。
取組経緯
- 「自社の商品を世界に広めたい」と思い、2012年農林水産省主催の展示商談会に参加。
- 2016年には、シンガポール向けゆず加工品の輸出を実現。
- 展示商談会で、フランスからの柑橘青果(ゆず、すだち)及び果汁の受注依頼が増加。
課題と対応方法
- 品質管理を含めた生産体制の構築
ISO22000やグローバルGAPの国際的認証の取得が必要と考え、勉強会を実施し、2021年に取得。従業員が契約農家の収穫をサポート。 - プロモーションツールの充実
新型コロナウイルス感染拡大により直接商談することが難しいことから、商品PRのための動画を作成し、オンライン商談の内容の充実を図った。 - 新商品の開発
生姜は、青果物販売では利益率が低いため、加工品を商品化し、付加価値を向上させるとともに、取扱いサイズを増やした。
実績
- 輸出額
2019年:725万円、2020年:518万円、2021年:873万円 - 輸出国・地域割合
EU:78%、アジア:21%、中東:1%
今後の事業展開
- EU向け青果物の輸出に必要な登録生産園地を拡大し、輸出拡大につなげる。
- アジアのバイヤーの意見を取り入れ、健康志向を汲み取ったアジア向けの新商品を開発し、販売展開を図る。
- すだちについては、発信力の高いフランスなどにおいて、青果と付加価値を高めた加工品を合わせた商品展開を行い、相乗効果を狙う。
印刷用
西地食品有限会社(徳島県)「阿波の香りを世界の食卓に」(PDF : 486KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668,2159)
ダイヤルイン:086-230-4258