株式会社農家ソムリエ~ず(徳島県)「「なると金時」で世界中の食卓を幸せにします」
令和4年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:徳島県徳島市川内町平石若宮268番地の3
- 代表者:代表取締役 藤原 俊茂
- 主な品目:さつまいも、さつまいも加工品
- 主な輸出先国・地域:香港、台湾、マレーシア、シンガポール等
- 事業概要:2014年徳島県産さつまいも「なると金時」の生産農家6名が出資し設立した生産法人。6次産業化にも取り組み、「なると金時」を使用したさつまいもチップスを商品化。
輸出の取組内容
- 2015年に台湾への輸出を開始。
- 2016年からは、香港、台湾、マレーシア、シンガポールへの輸出を開始。
- 新たな販売先として、2019年北米(カナダ)、2020年欧州圏に向けて輸出を開始。
取組経緯
- 2016年から徳島県の輸出推進事業による海外フェア等に参加。
- 県内の輸出に特化した地域商社と連携し、アジア圏内を中心にプロモート活動を実施。
課題と対応方法
- 鮮度の保持
徳島県と共同で、さつまいもの品質をより長く保つ「高温キュアリング」を検証するとともに、海外輸送試験を行い、長期貯蔵技術を確立。 - 生産環境の確立
各事業所単位で行っていた作業工程をJA全農とくしまの共同利用施設を活用し、一貫した生産環境を確立。また、長期輸送に耐えうる品質の高いさつまいも生産に向け、ほ場環境測定装置を導入し、データ分析と収穫物の品質検証を実施。 - 新たな販路拡大
日本から輸出がなかった北米(カナダ) に向けて、ジェトロと連携し、現地バイヤーによる調査やマーケティングなどを行い、2019年から輸出を開始。
実績
- 輸出額
2019年:3,200万円、2020年:4,000万円、2021年:4,800万円 - 輸出国・地域割合
アジア:98%、欧州:1%、その他:1%
今後の事業展開
- 農産物の安全を確保し、環境保全や労働安全を図るため、生産から販売までのトレーサビリティを確保し、ASIAGAPの認証取得を目指す。
- 海外ニーズに対応したサイズの栽培体系の確立や労働負担の軽減を図るため、徳島県立農林水産総合技術支援センターと連携した実証生産を実施。
- 収獲されたさつまいもの品質管理向上を図るため、適温で保管可能な集出荷貯蔵施設を建設予定。
印刷用
株式会社農家ソムリエ~ず(徳島県)「「なると金時」で世界中の食卓を幸せにします」(PDF : 480KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258