石丸製麺株式会社(香川県)「麺類(麦加工品)を台湾、中国、香港等へ輸出」
令和4年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:香川県高松市香南町岡701番地
- 代表者:代表取締役社長 石丸 芳樹
- 主な品目:乾麺(讃岐うどん、そうめん)、半生麺(讃岐うどん)
- 主な輸出先国・地域:台湾、中国、香港等
- 事業概要:1904年創業。讃岐うどん、そうめん等の乾麺や半生麺を製造し、大手スーパー、コンビニ等への販売、個人向けネット通販を行うほか、海外20数か国に輸出。食品安全認証FSSC22000取得。
輸出の取組内容
- 2002年のコストコ台湾向け販売を手始めに、食品商社を通じた乾麺(讃岐うどん)の間接輸出を開始。
- 2008年香川県やJETRO主催の商談会や展示会に参加し、日系スーパーを中心に、東アジア地区から欧州、米国などへ販路を拡大。
- 2010年より香港・台湾などの各エリアの現地スーパー旗艦店にて石丸ブランド構築のための実演販売を実施。
- 2022年よりJETROコンソーシアム事業を活用し、全粒粉100%の「国産小麦の食物繊維たっぷりうどん」の海外での認知拡大のため、専門家とシンガポール市場をメインに輸出拡大へのミーティングを実施中。
取組経緯
- 国内の高齢化や人口減少が進むなか、海外に目を転じ台湾での日本食品への需要の高まりに着目。
- 国内既存取引先であるコストコの販路を利用した台湾への輸出を開始したことを皮切りに、海外へ販路を拡大。
課題と対応方法
- 石丸製麺の認知度向上とブランド構築
現地の「質販店」にて試食販売や実演販売を定期的に実施。
JETROコンソーシアム事業を活用し、専門家とミーティングを実施し、販路拡大。 - 現地ローカルスーパーへの販路開拓
JETRO主催の現地バイヤーや現地輸出商社との商談会に積極的に参加。 - 直接輸出の取組
海外ビジネス経験者や語学人材採用による現地取引先への営業強化。
実績
- 輸出額
2019年: 8,942万円、2020年:9,557万円、2021年:10,801万円 - 輸出国・地域割合
台湾:60%、香港:22%、中国:12%、欧州その他:6%
今後の事業展開
- 世界的な日本食ブームを背景に、うどんのみならずラーメン等も含めた当社独自の乾麺の味や品質を積極的にPRし、北米・欧州などへの販路拡大を図る。
- アジア地区をターゲットとした半生麺の賞味期間延長による輸出拡大に向け、GFPグローバル産地づくり推進事業を活用し、地元香川大学農学部との共同研究を実施。
- 海外ビジネス人材の採用により国内輸出商社を介した間接輸出だけでなく、現地小売店、外食店等への直接輸出の拡大を目指す。
印刷用
石丸製麺株式会社(香川県)「麺類(麦加工品)を台湾、中国、香港等へ輸出」(PDF : 448KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258