株式会社オカベ(愛媛県)「愛媛の珍味を中国、米国等へ輸出」
令和4年度取組事例
|
|
事業者の概要
- 所在地:愛媛県伊予市市場150
- 代表者:代表取締役 岡部 光伸
- 主な品目:小魚珍味加工品、ロール製品、佃煮、チーズサンド製品等
- 主な輸出先国・地域:中国、米国、その他
- 事業概要:グループ4社の外、タイ工場を設置。加工小魚では国内40%のトップシェアを誇り、FSSC22000やHALAL認証等を取得し水産物を中心とした珍味、佃煮を製造販売。世界を見据えた総合食品メーカーを目指す。
輸出の取組内容
- 対米HACCP、ISO9001、FSSC22000、HALAL認証(タイ工場)等の国際認証を取得し、徹底した品質管理により輸出拡大を促進。
- 国内の輸出商談会や上海、台湾等の輸出先の展示会にも出展し、製造商品をアピール。
- お箸を使う文化圏は日本と似た食文化であると考え、積極的に商品の輸出拡大を狙う。
- 現在は中国等に対し「ごまいりこ」「味付けワカメ」など1.5億円程度売り上げている。
取組経緯
- 1974年の創業当初から輸出に注目しており輸出取組を開始。
- 1992年にタイに子会社(工場)を設立。現在はタイ工場からも周辺国へ輸出している。
課題と対応方法
- 言語の壁
商談に際し、意図する内容が確実に伝わるよう、外国語が話せる従業員を雇用。 - 日本と異なる商習慣、食習慣の壁
相手側の支払いに関し、先払いを求める。輸出先国の好みに合わせるのは困難なため、あえて輸出先国に合わせた調味を行わず、日本の味で勝負する。
実績
- 輸出額
2019年:15,000万円、2020年:13,000万円、2021年:15,000万円 - 輸出国・地域割合
中国:75%、米国:20%、その他:5%
今後の事業展開
- 株式会社オカベの水産物加工技術をより深め、「海」、「大地」の恵みを世界や未来に届けていく。
- 安全で安心な商品開発、新規流通ルートの開拓、想像力豊かで活力ある人材育成により、国内販売を含めて総売上120億円を目指す。
- 今後5年間で、輸出額を総売上額の10%以上とする。
印刷用
株式会社オカベ(愛媛県)「愛媛の珍味を中国、米国等へ輸出」(PDF : 456KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258