株式会社越河(鳥取県)「紅ズワイガニ・かにみそ・かにしゅうまいをアジアへ輸出」
令和5年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:鳥取県米子市旗ヶ崎2035
- 代表者:代表取締役社長 越河 貴文
- 主な品目:紅ズワイガニ棒肉、かにみそ、各種グラタン、かにしゅうまい
- 主な輸出先国・地域:香港、タイ、シンガポール、中国など
- 事業概要:加工食料品卸売販売、包装資材卸売販売、冷凍食品製造販売
輸出の取組内容
- 2006年から、かにみそを香港へ商社を通じて輸出している。現地では大手レストランチェーンで提供するほか、日本食系レストランにて提供。2007年FOOD TAIPEI出展をきっかけに、台湾及びタイへ輸出を開始。
- 2014年に「ISO22000」を取得したことで、商品への信頼性が増し、輸出の拡大につながった。
- 輸出額は2016年の5,600万円から年々増加し、2020年に1億4,900万円、2022年には2億2,000万円まで増加。
- 2023年タイ・バンコクメニュー提案会に数十種類出品。中でもかにみそ、しゅうまいが人気を博し、販売個数ランキング79社中4位に入る。
取組経緯
- 2000年頃、FOODEXで香港人シェフにかにみそが美味しいと評価されたことから、認知度を向上させるために商談会・海外物産展等に積極的に参加。
- 香港では日本食系レストランを中心に、かにみそが認知されていた。
課題と対応方法
- コロナ禍の影響
リモート営業に力を入れ、商社、輸出先国との商談を増加させたことから、輸出は増加した。コロナ5類移行後、輸出先へ積極的に販売促進を開始。 - 原材料の高騰
生産工程を見直すことで販売単価を見直し、増収増益を確保。 - 輸出先の嗜好・味覚に合う商品展開
輸出先によって嗜好・味覚が異なるため、現地バイヤーと連携し、商談会で得られた情報などを分析し、輸出商品を選択。
実績
- 輸出額
2020年:1億4900万円、2021年:1億8200万円、2022年:2億2000万円 - 輸出国・地域割合
香港:69%、タイ:26%、その他:5%
今後の事業展開
- 日本食系レストランでの提供が多い香港への輸出をさらに拡大するほか、タイ中心に東南アジアへの輸出拡大を目指す。
- 台湾・タイ・ベトナムにグラタンの輸出が決定したことから、これまで取引のなかった大型スーパー等小売部門への展開を目指す。
印刷用
株式会社越河(鳥取県)「紅ズワイガニ・かにみそ・かにしゅうまいをアジアへ輸出」(PDF : 498KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258