齋藤飲料工業株式会社(広島県)「日本のラムネを世界へ!」
令和5年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:広島県福山市北本庄5-7-6
- 代表者:代表取締役 齋藤 高範
- 主な品目:清涼飲料水、缶詰、瓶詰食品
- 主な輸出先国・地域:中国、韓国、タイ、アメリカ
- 事業概要:1897年創業。瓶詰のラムネやシャンメリー等の清涼飲料水を中心に製造・卸売を行っている。2017年から中国向けにラムネの輸出を始めた。現在はアニメキャラクターコラボ商品、瀬戸内産果汁を使用した商品やクラフトコーラも製造している。
輸出の取組内容
- 瓶詰ラムネを2017年より中国向けに輸出を始めた。現在は、韓国、タイ、アメリカへも輸出を行っている。
- 現在は、アニメキャラクターコラボ商品、瀬戸内産果汁(レモン・はっさく・白桃・マスカット・なし)を使用した「ご当地ラムネ」商品やクラフトコーラである“ソライロコーラ”の輸出も行っている。
取組経緯
- 日本国内の市場が減少してきており、外国へ輸出することにより、販路拡大することを考えていた。
- 2017年頃瓶の独特な形と開栓方法(玉押し)が話題となり、中国でラムネブームが起こり、海外への販路開拓が成功した。
- 当社のラムネは、アニメキャラクターラベルタイプであることに加え、味の種類が多いこともあり日本国内の輸出商社から引き合いがあった。
課題と対応方法
- ラムネ瓶へのラベル張りつけ及び箱詰めも全て手作業であったため、好調に輸出しているラムネの安定生産や市場拡大への対応が難しくなった。
シュリンクラベラー(ラベル装着機)の導入により、不良商品の発生率が改善されるとともに生産能力が大幅に向上した。また、箱詰めを機械化したことで効率が上がり、フレキシブルな作業員配置が可能となったことから、すべて手作業である積込み作業に人員を割けるようになった。
実績
- 輸出本数
2020年:40万本、2021年:50万本、2022年:60万本 - 輸出国・地域割合
中国:50%、韓国:20%、タイ:20%、アメリカ:10%
今後の事業展開
- 瀬戸内の産地にこだわった果汁飲料「ご当地ラムネ」の製造に積極的に取組み、更なる海外への輸出展開を目指す。
- ラムネ瓶は形が複雑で製造が難しいが、ラムネ瓶を安定供給してもらうことにより、ラムネの輸出を増やしていきたい。
印刷用
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258