株式会社本家松浦酒造場(徳島県)「『鳴門鯛』徳島の酒を世界へ輸出」
令和5年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:徳島県鳴門市大麻町池谷字柳の本19番地
- 代表者:代表取締役 立花 治
- 主な品目:酒類
- 主な輸出先国・地域:アメリカ、オーストラリア、シンガポール等
- 事業概要:1804年創業。酒類の製造・販売。徳島県鳴門市内で唯一の清酒醸造蔵で、徳島県産米にこだわり、徳島県産酵母を使用した日本酒は、海外の日本酒コンクールで受賞するなど、高い評価を受けている。
輸出の取組内容
- 1987年、アメリカ、香港へ輸出。その後、輸出先をオーストラリア、シンガポール、EU等に拡大し、現在は14カ国へ輸出。
- ジェトロ等が主催する商談会に参加するとともに、徳島県内で開催される商談会を中心に参加。
- 徳島県酒造組合の加盟5社で連携し、シンガポール向けにインターネットによる日本酒の実演販売「ライブコマース」を実施。
- 商社を通じた間接貿易をしつつ、自社で対応可能な国については直接貿易をしている。
取組経緯
- 売上増加を目指し、海外へ販路を検討する中、1987年、輸出商社を通じ、アメリカ、香港へ輸出を開始。
- ジェトロの伴走支援プログラムを利用し、販路を拡大。
課題と対応方法
- 海外での自社製品の認知向上
自社の日本酒「鳴門鯛」のネーミングに、国内における鯛のおめでたいイメージを重ねた販売活動を実施。 - 現地でのニーズ把握
海外商談会に際し、商談企業の日本法人と事前打合せし、現地企業に合わせた自社製品の提案。
実績
- 輸出額
2020年:2,000万円、2021年:2,700万円、2022年:3,100万円 - 輸出国・地域割合
アメリカ:74%、オーストラリア:7%、シンガポール:7%、その他:12%
今後の事業展開
- 中東市場などの新たな販路を開拓するとともに、輸出先現地での人脈等の活用による販路拡大を目指す。
- 直売所や酒蔵見学等を通じて外国人観光客を取り込み、海外での情報発信を狙うとともに、インバウンドにも注力していく。
- 当酒造場を育む美しい農村等の景観などを海外に情報発信し、徳島県産農産物を使ったリキュールの輸出拡大を目指す。
印刷用
株式会社本家松浦酒造場(徳島県)「『鳴門鯛』徳島の酒を世界へ輸出」(PDF : 438KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258