市岡製菓株式会社(徳島県)「海外への販路開拓。市岡製菓のうまいもんを世界へ」
令和5年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:徳島県小松島市江田町字腰前189-6
- 代表者:代表取締役社長 市岡 沙織
- 主な品目:菓子
- 主な輸出先国・地域:韓国、アメリカ、中国等
- 事業概要:1949年創業。菓子の製造・販売。多彩な原材料が持つ特徴や良さを生かした商品開発に取り組んでいる。2017年、ベトナムに市岡製菓ベトナムを設立し、どら焼きなどを現地で製造・販売している。
輸出の取組内容
- カスタード、抹茶、バナナの3種類のクリーム入り蒸しケーキをメインの輸出製品とし、各国へ商社を通じて輸出している。現在の輸出先国は、韓国、アメリカ、中国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイの8か国。
- 2023年から輸出を開始した韓国については、直接輸出を行っている。RCEPも活用し、現地での競争力を強化。
- 試食時の反応など相手の反応が直に分かるリアルの商談会を重視しながら、状況に応じオンラインでの商談会にも参加。
取組経緯
- 1990年頃から、国内取引を通じて自社製品を海外へ販売。
- 販売チャネルの拡大の一環として、 2010年頃から本格的に輸出に取り組む。
課題と対応方法
- 賞味期限の延長
輸出製品の包装資材を見直し、賞味期限を常温で180日に延長。取引先の要望に応じて常温、冷凍での輸出に対応。 - 輸出先国の規制対応
輸出先国により添加物の規制が異なるため、あらかじめ可能な限り添加物情報を調べ、同じ商品仕様でより多くの国に広く輸出できる商品設計を製品開発時に検討。また、ハラルに対応し、基準を満たす製品製造にも取り組んでいる。 - 製品に対する信頼性
JFS-B規格を取得しHACCPに基づく衛生管理を実施するとともに、輸出製品の包装に日本語表記を残すことで日本製品であることをアピールし、海外からの日本製品に対する信頼性の高さに訴求。
実績
- 輸出量
2021年:5万パック、2022年:10万パック、2023年9月現在:20万パック - 輸出国・地域割合
韓国:40%、アメリカ:20%、中国:15%、その他:25%
今後の事業展開
- 現在の輸出先国への取引(輸出)の安定した継続を目指しつつ、販売チャネルの拡大として新たな輸出先国の開拓を目指す。
- ベトナム現地での製造・販売を行っている市岡製菓ベトナムからも、アメリカやマレーシア、シンガポール等周辺国への輸出展開を目指す。
印刷用
市岡製菓株式会社(徳島県)「海外への販路開拓。市岡製菓のうまいもんを世界へ」(PDF : 457KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258