大平やさい株式会社(香川県)「2021年度からレタス ロメインレタスを輸出」
令和5年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:香川県観音寺市大野原町大野原3884
- 代表者:代表取締役 大平 尚志
- 主な品目:レタス ロメインレタス
- 主な輸出先国・地域:シンガポール 香港
- 事業概要:2014年設立 水田を活用しレタス ロメインレタス タマネギ スイートコーン にんにく ねぎの生産と自社販売 農業コンサルタント 2021年GLOBAL G.A.P取得
輸出の取組内容
- 2021年、レタスをシンガポールへ商社を通して輸出開始。現地では、大手スーパードンドンドンキで販売。2022年、ロメインレタスも輸出開始。
- 2022年、香港へレタス、ロメインレタスを商社を通して輸出開始。2アイテムともドンドンドンキのPBに採用。
- コロナ禍の2021年の輸出額は約100万円だったが、2022年に増加。2023年は更に増加の見込みである。
- 2023年3月にコールドチェーンと衛生管理を備えた第一出荷場を建設。
取組経緯
- 約6年前に輸出相談した際、レタスの輸出は海上コンテナでは鮮度の維持が難しく、空輸では経費が高くなるとのことで、それ以来輸出はあきらめていた。しかし、2021年、香川県の県産品振興課から輸出の案内を受け、レタスで成功の前例はなかったが是非トライしたいとお願いしたのがきっかけ。
課題と対応方法
- 輸出額の向上が課題
レタス類は11月~5月までの出荷であり、周年で取引できないことが課題。生鮮の場合5月~9月くらいまで他の品目で出荷するか若しくは加工(カット野菜等)に挑戦するかを検討。 - レタス鮮度の保持が課題
鮮度保持期間の延長を可能にするため、今後、鮮度保持に優れた包装資材を導入。
実績
- 輸出額
2020年度:0万円、2021年度:100万円、2022年度:658万円 - 輸出国・地域割合
シンガポール:60.7%、香港:39.3%
今後の事業展開
- 中小零細企業である農業企業の人手不足をどのように補うか、物価上昇分の補填ができない青果物販売で労務費を上げないと人手の確保はできない。生産現場では機械設備にどれだけ投資する事ができるかが事業継続のカギである。
- これまでの青果物販売に加え、新たに6次化事業(カット野菜等)に取り組みたいと考えている。
印刷用
大平やさい株式会社(香川県)「2021年度からレタス ロメインレタスを輸出」(PDF : 420KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258