JA高知県 中村支所 おおきみ部会(高知県)「香港・シンガポール・マレーシア等へ輸出」
令和5年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:高知県四万十市竹島4294-1
- 代表者:会長 野口 典久
- 主な品目:いちご 品種おおきみ
- 主な輸出先国・地域:香港・シンガポール・マレーシア・タイ等
- 事業概要:2023年栽培面積約1ヘクタール、部員数10名、国内の主な販売先は大阪や東京の百貨店等。
輸出の取組内容
- 2023年現在は、大阪府中央卸売市場の卸売業者1社、東京都中央卸売市場の卸売業者3社を通して間接輸出をしており、市場内の卸売業者や仲卸業者との意見交換を毎年行っている。
- 部会の現地検討会、目慣らし会、反省会等を実施し、大きさや色、形を厳選した選果・選別の基準の徹底や栽培方法など部会全員が共通の認識をもつことで、栽培技術の向上と品質の平準化を図っている。
- 収穫から箱詰めまで手作業で行い、1玉1玉丁寧に扱うだけでなく、味が落ちやすい春先には糖度検査を実施するなど、高級品としてのブランドの維持に努めている。
取組経緯
- 2013年、つながりのある大阪市場から台湾輸出への打診があり輸出開始(生産者2名、栽培面積16アール)
- 2019年、和服を参考に日本らしさや「雅」感のある現在のデザインへ変更
- 2020年、シンガポールの現地での品質確認と商談を実施
課題と対応方法
- マイナー品種であるため取扱種苗会社が少ない
種苗会社と委託契約を結び供給体制を整備。生産面積の拡大に繋げている。 - 現地のニーズに合う規格・デザイン
化粧箱やトレーを小規格化し、デザインを漢字からひらがな表記に変更し、和服を参考にしたことで日本の和のイメージが伝わった。輸送中の傷みが出ないようキャップで包み、高級感を出している - 取引先への継続したニーズ把握、販売推進
意見交換を毎年実施、英語表記のリーフレットの同封や産地や商品の紹介動画を作成。
実績(9月~8月)
- 輸出額
2021年度:1,790万円、2022年度:1,650万円、2023年度:1,960万円 - 輸出国上位3国
1位:香港、2位:シンガポール、3位:マレーシア
今後の事業展開
- 輸出先の需要量に応え切れていないため、県内の生産者にPRを行い、栽培戸数を増やしていきたい。また、部員同士やJA・振興センター等と技術の研鑽を積み、収量を向上させ輸出の拡大を目指す。
印刷用
JA高知県 中村支所 おおきみ部会(高知県)「香港・シンガポール・マレーシア等へ輸出」(PDF : 402KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258