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中国四国農政局

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    株式会社カワイ(香川県)「オリーブ牛を米国・アジアへ輸出」

    令和5年度取組事例

    脂質の軽さが特徴のオリーブ牛
    脂質の軽さが特徴のオリーブ牛


    海外向けブランドのロゴ

      事業者の概要

    • 所在地:香川県高松国分寺町国分890-1
    • 代表者:代表取締役社長  河合  伸一郎
    • 主な品目:オリーブ牛(サーロイン、リブロース、ヒレ)
    • 主な輸出先国・地域:米国、シンガポール、香港など
    • 事業概要:1926年創業、1952年会社設立。食肉販売、食肉処理、そうざい製造、ソース類製造を実施。香川県ブランド牛であるオリーブ牛(オリーブ絞り粕を給餌)を2010年から取り扱う。

      輸出の取組内容

    • 2015年、ニューヨークで開催されたSummer Fancy Food Showに讃岐牛・オリーブ牛振興会、行政等とともに参加。2016年、米国、シンガポールへオリーブ牛の輸出を開始。その後も輸出ターゲット国の高級料理店で、オリーブ牛のカットプレゼンテーションや料理メニュー提案等を行い、小ロットかつニッチな販売市場への高価格帯販売戦略を推進。
    • 現在では、オリーブ牛のサーロイン、リブロース、ヒレを米国・シンガポール等に輸出。現地レストランのシェフには、和牛の中でも特に高級な食材として取り扱われているところ。
    • 海外での物流については、きめ細やかな対応が可能な海外に拠点を置く食肉専門店の商社及び専門店と連携して取り組んでいるところ。

      取組経緯

    • 2015年にニューヨークでの和牛セミナー・食品展示会に参加し、カットプレゼンテーションやオリーブ牛の特徴を活かした料理メニューの提案を行い、好評を得る。
    • 食品展示会から約3年後、販売店等の良好な人間関係を築き、輸出を軌道に乗せた。

      課題と対応方法

    • 海外でのオリーブ牛の認知度の向上
      米国への輸出開始から3年の年月をかけて、オリーブ牛のストーリー性(オリーブ絞り粕の飼料化・オリーブ牛の堆肥をオリーブ畑に還元等)を根気強く説明するとともに、物流について、アジア向けと北米向けの商流をそれぞれ1本化し、独自のブランディングを進めた。

      実績

    • 輸出額
      2020年度:2,100万円、2021年度:2,700万円、2022年度:4,000万円
    • 輸出国・地域割合
      米国:83%、アジア地域(シンガポール、香港等):17%

      今後の事業展開

    • オリーブ牛の輸出拡大のため、讃岐牛・オリーブ牛振興会、県、JA香川県等と連携し、台湾等新たな輸出先国への輸出を目指す。
    • 2023年度は台湾向けにランプ、内モモ、肩をサンプル出荷し、さらに、2024年度についてはアジア地域の炒める、煮るといった調理法を念頭に置き三角バラ、肩ロースを提案していく。

    印刷用

    株式会社カワイ(香川県)「オリーブ牛を米国・アジアへ輸出」(PDF : 479KB)

    お問合せ先

    経営・事業支援部 輸出促進課

    代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
    ダイヤルイン:086-230-4258

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