朝日共販株式会社(愛媛県)「愛媛の佐田岬から、世界で勝負する。」
令和6年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:愛媛県西宇和郡伊方町川之浜652-1
- 代表者名:代表取締役社長 福島 大朝
- 主な輸出品目:釜あげしらす、ちりめん、アカモク等
- 主な輸出先国・地域:タイ、台湾、香港等
- 事業概要:水産食料品(釜あげしらす、ちりめん、カニ、海藻等)の製造及び販売。第10回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード特別賞」(環境保全賞)受賞。
輸出の取組内容
- 2020年から「釜あげしらす、ちりめん」をタイ、台湾、香港等に輸出。
- 輸出先国の食品衛生基準への対応としてFSSC22000認証を取得。
- 2022年に海外事業部を設置し、輸出先国の各購買層(富裕層、中間層、日本人等)における嗜好、購買力、行動傾向、ニーズを把握するためのマーケティング、ターゲットを絞り込んだ商品展開を行う。
取組経緯
- 愛媛県はイワシ稚魚の産地であるが、漁業従事者の担い手減少、設備の老朽化が深刻化している。輸出による新たな需要を見出し、漁業従事者の減少に歯止めを掛けるとともに、所得確保、雇用安定を図る必要性があることから輸出事業を開始した。
課題と対応方法
- 避けがたい異物混入
目視による選別、X線探知機・金属探知機等の日本の技術による厳しい検査を行い、精度の高い異物除去を行う生産ラインを構築する。 - 輸出先国別の需要の把握
国別の需要の把握が困難であるが、県やジェトロ事業の活用、商談会や展示会、ECサイトへの登録により販売網を強化する。
実績
- 輸出額
2021年:289万円、2022年:936万円、2023年:279万円※全国的なイワシ稚魚不漁のため - 輸出国・地域割合(2023年)
タイ:75%、台湾:20%、その他:5%
今後の事業展開
- 輸出先国毎に異なる「嗜好、購買力、行動傾向、ニーズ」に沿ったマーケティングを行う。
- 和食の健康効果を謳い外食、中食におけるメニューを提案し商品開発を行う。
- 流通販売網を強化し、2026年に輸出量60倍(2020年比)を目指す。
印刷用
朝日共販株式会社(愛媛県)「愛媛の佐田岬から、世界で勝負する。」(PDF : 421KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668, 2159)
ダイヤルイン:086-230-4258