令和元年度大学生との食育に関する意見交換会(鳥取大学)の概要
1.開催日時、場所
令和2年1月14日(火曜日) 13時30分~15時00分
鳥取大学農学部 大セミナー室
2.中国四国農政局からの情報提供
「中国四国農政局の業務内容」について
「食育の推進」について
3.講演
「腸内環境を整える食生活」について
講師:一般社団法人日本美腸協会
認定講師 平野 美子 氏
4.出席者
鳥取大学農学部学生・教授 13名
一般社団法人日本美腸協会認定講師 1名
中国四国農政局 7名
5.出席者からの主な意見・要望等
- 小学校時代、青空給食という時間があり、給食を弁当箱に詰めて外で友達と食べるのは良い経験だった。また、母親と料理を作り写真を撮って夏休みの宿題としたり、大学では生協の取組で味噌玉作りに参加したが、一回一回味噌汁を作るのは面倒という一人暮らしの学生向けに、味噌と具材をラップに包む作業はおもしろかった。
- 一緒に住んでいる祖母から、朝、遅くなっても一口で良いので食べるようにと言われ続けたことで、今もそれを守り朝食を抜いたことはないが、そういうことを言ってくれる家族がいることが良かったと思う。
- 子どもの頃は好き嫌いが多く、よく風邪を引いていたが、大学生になって好き嫌いがなくなり、風邪を引くことが少なくなった。
- 大学生になって一人暮らしを始めてから、朝食は週に2~3回となり、メニューも好きな物に偏っているので、これを機会に見直したい。
- 食事は生活の基となるので、このような食育の機会は有意義だと思う。
- 食に対する意識を改める必要性を感じた。大学1年生時の食が乱れる前に、このような機会を設けるのが良いと思う。
- 小学校からサッカーをやっており、食についてはこれまで親が考えてくれていたが、今後は自分でしっかり考えて行きたい。また、今回の内容を若い頃からみんなが知ることにより、日本のスポーツも強くなると思う。
- 本日の講演で、朝食をしっかり食べることや食物繊維を摂ることが重要だと思ったが、このような内容はもっと前から知っておきたかった。このような内容をセミナー等で中学生や高校生に伝える機会は必要と感じた。
- 一人暮らしを始めると食生活は乱れやすいが、それを指摘してくれる人や機会が無い中で、自分の食生活の再認識や改善方法の意識付けを行うには、このような食育に焦点を絞った場が必要だと思う。
- 子どもの頃に田植えや稲刈りを行った経験が農業に興味を持つきっかけとなったが、大学に入ってからは牧場に興味を持ち、今回の講演を聴いてさらに興味の幅が広がった。
- 子どもの頃の農林漁業体験は大事だと感じた。現在の食生活が良くないことを再認識できたので、今後、改善していきたい。ファストフードやコンビニが便利であり利用しているが、バランスの良い食事を作ろうと思えばお金がかかることが問題である。
- 現在、休耕田を活用し、米の生産から販売までの一連の流れを自分たちで行うサークル活動をしているが、食や農業を考える機会として捉え、就職活動など自分の将来を考える上での参考にしたいと考えている。農業体験活動から食を深く考える機会が得られたので、このような機会がもっと増えれば良いと思う。
- 小学校の頃、嫌いな食べ物も自分で育てて食べたら、非常に美味しかった経験が多くあり、好き嫌いはない。自分で育てて食べることを経験できれば、食育につながると思う。
- 食事を意識することにより、日々の勉強や活動での集中力も上がるのではないかと思っており、食事の価値について、小さい頃から教えていくことが重要と考えている。
- 共働きの家庭が増える中で、子どもの頃の食体験を楽しいものと感じさせるためには、一人よりみんなと食べることで食を楽しみ、情報交流もできる場としての子ども食堂の取組は良いと思う。
- 農学部にいると、食育といっても農業寄りの発想で見てしまうが、改めて、食べることと健康の関係や大切さを再確認できたことは良い機会であり、今後もこのような機会を継続して欲しい。
![]() (平野美子先生の講演の様子) |
![]() (意見交換会の様子) |
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