「中国四国地域食育交流会in鳥取」開催概要
和食文化の継承 ~みそ汁からはじめよう~
中国四国農政局は、子どもたちに和食の素晴らしさを伝えていただく意識の向上を目的として、食育交流会を開催しました。
はじめに、食育保育園で知られる、福岡市の保育園を舞台としたドキュメント映画を鑑賞し、7、8人のグループで、「和食を家庭でさらに取り入れるには」をテーマに意見交換をしていただきました。
日時:平成30年6月9日(土曜日)13時00分~16時00分
場所:鳥取短期大学 シグナスホール 大講義室(鳥取県倉吉市)
参加者:72名(栄養士、調理員、保育士、学生等)
主催:中国四国農政局
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映画上映「いただきます ~みそをつくるこどもたち~」
<内容>農林水産省タイアップ映画。
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/itadaki_masu.html
グループワーク(意見交換)
テーマ「和食を家庭でさらに取り入れるには」
鑑賞した映画も参考にして、「今後どのように家庭で和食を取り入れていきたいか」、「家庭に和食を普及させるために、自分の立場としてどのようなことができるか」等について意見交換をしていただきました。
各グループで出された意見等を代表者が発表した後、鳥取短期大学の野津あきこ教授に講評をしていただきました。
今工夫していること
- 毎日みそ汁を飲むようにしている
- 納豆や豆腐など大豆製品をとるようにしている
- 1日1食は和食を食べるようにしている
- 保育園では、子どもたちが育てた野菜を使ったり、料理にどんな食材が使われているか子どもたちと一緒に考えている
これからしたいこと
- 和食の欠点は塩分が多いことなので、素材の味を生かした料理を作る
- 和食の知識を身に付けるために、身近な人に習って作れるようにしたい
- 自分でみそ汁を一から作る体験をし、和食のありがたみを知って、知ったことを周りにも伝えていく
- 和食のイメージは「手間がかかる」なので、楽なものを手にしたいことから、親子で簡単に作れるもの、現代の人でも気軽に作れる和食を作りたい
講評 鳥取短期大学生活学科食物栄養専攻 野津あきこ教授
- 日本の食文化は、今、世界からも注目されており、ひとつの理由として、日本人の寿命の長さがある。
- 和食の欠点は塩分が多いことだが、塩の摂り方も控えて、今の和食文化を継承していけば今までよりももっと長生きできると言われている。
- 健康になるための食事のベースにはやはり和食文化があるということを実感してもらって、つないでいって欲しい。
- 今、日本人は、人と人とのつながり、人を思いやる心をだんだんと忘れかけており、つきあいが少し軽薄になっていると言われている。
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参加者からの主な感想
- 他の人の考えや工夫していることがわかった。
- 和食についての問題点の解決策を話し合えた。
- 同じグループに栄養士さんと保育士さんがおられて実体験などを聞けて良かった。
参加者アンケート
アンケート結果はこちらからご覧ください。
アンケート結果(PDF : 404KB)
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
食育班
代表:086-224-4511
ダイヤルイン:086-224-9428
FAX:086-224-4530