管内の取組(平成28年度)
中国四国管内のイベント情報や取り組んだ事例を紹介します。
農業体験・交流会を実施しました
日時:平成28年10月28日(金曜日) 10時20分~13時00分
体験場所:みた農園 (岡山市北区大井)
実施者:
(1) 稲刈り・はぜ干し体験及び米麹作り体験
IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科 築山ゼミ 先生1人、学生5人(4回生)
みた農園 三田善雄氏、三田慧子氏
(2) ランチ交流会
IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科 築山ゼミ 先生1人、学生5人(4回生)
岡山市農業協同組青壮年部西支部生産者
三田善雄氏(稲作農家)、板野純也氏(足守メロン農家)、板野靖氏(桃、ブドウ農家)
平成28年10月28日、IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科、築山ゼミの5人が、みた農園において農業体験・交流会を実施しました。
みた農園の三田善雄氏の指導の下、鎌を使っての稲刈りや藁を使っての結束、はぜ干し作業を体験しました。当初、稲株が上手く鎌で刈れなかったり、稲藁の特性をうまく利用した結束作業に戸惑ったりしながらも、自分達で作業した稲束をはぜ干ししながら、稲作に関わってきた方々の知恵や工夫を感じているようでした。
稲刈り作業体験をした後、三田善雄氏によるバインダーでの稲刈り・結束作業を見学して、あっという間に機械が作業していく様子に、現在の農作業における機械化のメリットも実感していました。
その後、米麹作りの作業手順を三田慧子氏に指導いただき、精米が蒸しあがるまでの間を利用して、三田善雄氏から、稲作の作業の流れや作業の意味、食料自給率や食品ロスの現状、フードマイレージなど、農業と食に関するお話を聞きました。
そして、三田慧子氏の指導の下、蒸しあがった米に麹菌をふり、まんべんなく菌が回るように良く混ぜた後、発酵が進むように布袋で包んだ上から、紙袋で包むという、米麹作りの一連の作業を体験しました。
ランチ交流会では、JA岡山 青壮年部 西支部の板野純也氏と板野 靖氏も交え、栽培における苦労や栽培果樹の特徴などについて直接話を聞くことができました。その際、「消費者の『おいしい』の一言が、生産者にとっての何よりの励みだ。」というひと言に、学生の中には、「えっ、そうなの。」と言う、少し驚きの表情も見られました。
熟成年数別の手作り味噌の食べ比べや米麹を使った甘酒の試飲、足守メロンの試食など、五感全てを使った体験・交流となり、「これからの生活の中で、生きた体験としてもらえたのではないか。」との体験受入れ農家の感想でした。
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稲刈り体験イベントを開催しました (NPO法人自然遊び塾ぴょんぴょん(香川県高松市))
NPO法人自然塾ぴょんぴょんは、10月22日(土曜日)午前10時から12時半にかけて、稲刈り体験イベントを開催しました。
当日は曇天で途中から小雨も降り始め、コンディションが悪い中でしたが、大人25名・子ども28名の参加者が、6月に田植えをした圃場において、鎌を持ち手作業で稲刈りをしました。
田植えの時から参加した子どもたちは、自分が植えた場所の稲の成育状況を確かめるなど、愛着を持って稲を刈っている姿が見られました。刈りとった稲を積み上げたり、迷路を作って稲の間を通りぬけるなど参加者は親子で思い思いに楽しんでいました。
その後、刈り取った稲を脱穀し、明治時代の後半頃までは主流であった「千歯こき」を使って、脱穀作業も体験しました。
昼食には、参加した家族ごとに新米で作るバクダンおにぎり(大きなおにぎりに様々な具材を入れて自分で握る…食べた時にどこからどんな具が口に入るかドキドキわくわくすることからこの名前がついています)と豚汁に舌鼓を打って秋の収穫を喜びました。
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かがわ食育・地産地消フェスタ」に出展しました! Kayoパン(香川県高松市)
香川県内で、旬の野菜や果物をたっぷり使った食育講座を開催してます。
10月10日は、ジュニア野菜ソムリエとしての資格を活かし、「かがわ食育・地産地消フェスタ」にて、「野菜350グラムを食べよう」のPR展示を担当させて頂きました。
香川県の野菜摂取の現状は、60グラム不足しているので、その不足分がどのくらいの量なのか、人参、きゅうり等を使って展示しました。
そして、あと60グラムの野菜を取るためには、どんな料理があるのかという流れで、季節感や彩りを大切にし、10月のイベントでもあるハロウィンのイメージからカボチャを使ったメニューを紹介しました。
多くの人が立ち止まり、長時間にわたって、ブースを見ていただけました。
企画会社様、野菜ソムリエの先輩のアドバイス、サポートもあり、素敵なレシピに仕上がりました。当日提案したレシピは、
http://blog.goo.ne.jp/kayo-pan/e/bff4088d54eee976584ded40f475b9f3
で紹介しています。ぜひ、このメニューも参考に、美味しい野菜料理をご家庭で作ってみてください。
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![]() 60gの野菜ってどのくらい? |
稲刈り体験&交流会 コープえひめ(愛媛県西予市)
コープえひめは、食育体験の一環として愛媛県西予市の宇和合鴨農法研究会のご協力の元、自然に親しみながら食の大切さや農業への理解を深めてもらうきっかけとして毎年稲刈り体験・交流会を開催しています。
10月8日(土曜日)は、コープえひめ組合員家族14名(大人5名 子ども9名)の参加で開催。あいにくの天候で、稲刈り体験をすることはできませんでしたが、宇和町の米博物館へ行き、 「お米が出来るまで」の過程を見学。最後は長さ109メートルの廊下でぞうきんがけレースをして楽しみました。昼食は宇和合鴨米を使ったカレーライス。生産者の方に合鴨米の特徴を説明して頂き、貴重な宇和合鴨米をおいしく頂きました。昼食の後はお米クイズとビンゴゲームをして、みんなで楽しい時間を過ごしました。
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「お米の学校(後期:収穫祭)」を開催しました コープえひめ(愛媛県上浮穴郡久万高原町)
生活協同組合コープえひめでは、9月17日(土曜日)に久万高原町アグリピアにて、JA松山市とコープえひめ共催で「お米の学校(後期:収穫祭)」を開催し、112名が参加しました。
JA松山市の職員から鎌の使い方の注意点等の稲刈りの説明を受けて、5月に稲を植えた田んぼに移動しました。約2aの田んぼの大部分を手刈りで、連日の雨の影響で刈りづらいところは最後に生産者がコンバインで刈り取りました。薪で炊いたご飯と豚汁等の昼食の後、中国四国農政局が提供した「お米&食べものクイズ」を行いました。久万高原町のお米の収穫量についての問題もあり、クイズを通じて農業について学ぶ機会になりました。バケツ稲コンテストの表彰式も行われ、JA松山市より新米等の賞品が入選者に贈られました。
参加者から「最初はとまどっていた稲刈りも、5分もすると子どもたちは夢中になっていました。」「ごはんに対する認識があらたまったのだと思います。」などの感想が寄せられました。
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鬼北特栽米収穫祭 コープえひめ(愛媛県北宇和郡鬼北町)
8月27日(土曜日)に、 コープえひめとJAえひめ南は合同で、お米づくりの大切さや生産者の思いを肌で感じてもらい、自然に親しみながら食の大切さや農業への理解を深めてもらう取り組みを進めています。お天気に恵まれ、コープえひめ組合員家族43名(大人20人 子ども23名)が参加して、春に手植えをした稲の収穫祭を開催しました。初めて鎌を持った子供も多く、慣れない作業に戸惑いながらも普段は体験出来ない貴重な収穫体験を楽しみました。手刈りをしたあとはコンバインの登場。実際に稲を刈っているのを初めて目にする子供も多く、みんな食い入るようにコンバイン作業を見学していました。
収穫体験のあとは、バーベキューをしながら新米のおにぎりを食べ、お米クイズ、ビンゴゲーム。春にバケツ稲体験を行った参加者は育ったバケツ稲を持ち寄り、バケツ稲コンテストを行いました。
4月に手植えした稲の成長を感じながら、お米の育つ過程を学び、みんなで楽しい時間を過ごしました。
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トム・ソーヤアドベンチャースクールで「食の大切さ」「仲間の大切さ」を体験しました! 株式会社サニーマート(高知県土佐郡土佐町)
(株)サニーマートでは、「子ども達に生きる力を!」と、1996年から本スクールをスタートしました。今年は7月26日(火曜日)~28日(木曜日)に2泊3日の日程で、土佐町の相川コミュニティセンターにおいて愛媛県、高知県の小学4年~6年の子ども達60名が参加しました。
初日、子ども達はTVもお菓子もない自然の空間でテント設営をし、皆で火を起こしてかまどでご飯を炊き、カレーを作りました。お米は地元の「相川米」、カレーの肉は「土佐の赤牛」です。自然とふれあい、友達とのにぎやかな食事に食が進みました。また、川ではあまご捕りや、地元老人会のご協力で班ごとにイカダを作り、イカダ競争をしました。子ども達の笑顔と元気な声が飛び交いました!
二日目の昼食はそうめん流しと、つかみ取りしたあまごを焼いていただきました。
最終日は、四国の水「早明浦ダム」で全員がライフジャケットを着用し、気持ちをひとつにして湖で手をつないで輪になりました。泳げなかった子ども達もがんばって、最後はやれば出来る達成感を得られて、全員感動でした。
地元の婦人会・老人会の方から子ども達へ、「第2の故郷と思ってまた帰ってきてほしい」とのうれしいお言葉をいただきました。スクール終了後、地域の人、食、自然の温かさを存分に知った子ども達の顔は、少し大人になり自信に満ちた顔になっていました!!
かまどでご飯炊き みんなで作ったカレーをいただきます みんなでそうめん流し
「田植え体験イベント」を開催しました (NPO法人自然遊び塾ぴょんぴょん(香川県高松市))
日時:平成28年6月25日(土曜日)14時00分~
場所:ぴょんぴょん集合→建物南の圃場(香川県高松市太田下町)
参加者:33名(こども16名、大人17名)
今年は梅雨入り後の雨も多く、開催が心配されましたが、何とか雨の合間に田植えをすることができました。素足で田んぼに入るのが初めての子どもたちが、わいわい、キャーキャーとぬかるみに足をとられながらも、昭和40年頃まで使っていた田植え定規(田植えの際に、縦・横を一定間隔にそろえるために用いる道具)を使って、手植えで田植えを体験しました。
今回田植えした圃場で、秋には稲刈りを計画しています。
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「じゃがじゃがじゃがいも堀り 自然あそび塾ファミリーイベント」を開催しました (NPO法人自然遊び塾ぴょんぴょん(香川県高松市))
日時:平成28年6月12日(日曜日)10時00分~
場所:ぴょんぴょん集合→建物南の圃場(香川県高松市太田下町)
参加者:25名
ぴょんぴょんの隣の畑に3月中旬に植えつけた種いもが、グングン成長して、立派な男爵いもに育っていました。
今回は25名の参加者により、畑でじゃがいもを掘った後、じゃがいもを蒸してつぶし「いも餅」を作りました。参加者全員でいただいた「いも餅」は、掘りたての男爵いもの香りや味が抜群のおいしさでした。
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畜産体験型交流をしました
日時:平成28年6月1日(水曜日) 9時45分~12時15分
体験場所:有限会社 安富牧場 (岡山市北区下足守)
体験者:IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科 築山ゼミ 先生1人、学生8人
平成28年6月1日、IPU環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科、築山ゼミの9人が、安富牧場で畜産体験型交流を行いました。
牧場では、会長の安富正史氏より、パンフレットを使いながら、乳牛の体の仕組みや乳、排尿・排便の処理、堆肥作り、受精のタイミングなどの概要についての説明の後、場内の各場所で、堆肥や乳牛を前にさらに詳しく説明を受けました。
堆肥舎では、山積みにされている堆肥が、微生物による発酵によって熱を持って暖かくなっていることや、思いのほか、いやな匂いがしていないことに驚きました。
フリーストール方式の搾乳牛舎では、おがくずなどが混ぜられ、糞尿が適切に取り除かれたフカフカの十分な敷料の中、牛が思い思いの場所でのんびり横になっていました。
また、餌の配合や、乳牛のストレスを取り除く工夫。発情期を正しく把握するための万歩計の装着など、経済性の追求の中から、効率よく受胎調整をしていることの説明もあり、生き物への配慮と共に、酪農経営を行う上での経済性の追求も同時に行われていることに、乳牛や肉用牛を単に育てるだけではない、畜産の現実も知ることができました。
搾乳する際は、まず、乳房の清浄をし、搾った乳に異常がないかどうかの確認をするなどの説明を受けた後、 大きな牛を目の前にしての搾乳体験をしました。手を触れるまで、少しドキドキしましたが、硬く張った乳房や少しざらざらした手触りの乳頭の感触に「いのち」を感じました。
その後、生乳と生クリームの入った容器を振り続け、バター作りを体験しました。出来上がったバターは、香りも舌触りも、市販のバターと同じもので、体験で用意されていたクラッカーと共においしく食べました。
体験後、「生乳」と「牛乳」の違いの説明や学生からの疑問に、さまざまな角度から丁寧に回答していただく ことができました。
そして、「牧場の方が日々、生乳の質の向上や経済性 の追求など、さまざまに努力しておられる現実に触れ、目指す先の保育士、幼稚園教諭として、生きた言葉で子どもたちに伝えられるよう頑張りたい」との感謝の言葉で体験型交流を終えました。
体験や生産者との交流を通じ、「あまり牛乳は飲まないが、牛乳を買う際は、成分表示をしっかり見ようと思う。」「牛乳やヨーグルト、バターを食べる時は、今回の体験を意識して食べたい。」自分で食べるバターを作ることができた喜びなど、新たな気づきもあったようでした。
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「お米の学校」~田植え~を開催しました。 生活協同組合コープえひめ(愛媛県上浮穴郡久万高原町)
生活協同組合コープえひめでは、5月14日に久万高原町アグリピアにて、JA松山市と共催で「お米の学校(田植)」を開催しました。
快晴の天候の中、JA松山市の職員から苗の植え方の説明を受けて、田んぼに移動しました。最年少の女の子が「おさんばいさん」という、田んぼの神様へのお供えをして豊作をお祈りした後、2つのグループに分かれて田んぼに入り、田植を行いました。初めて田植を体験する方も多く、最初はうまく苗を均等に植えるのに時間がかかっていましたが、徐々に慣れて約2aを植えました。
薪で炊いたご飯と豚汁等の昼食の後、中国四国農政局が提供した「お米&食べものクイズ」を行いました。久万高原町の野菜についての問題もあり、クイズを通じて日本の農業について学ぶ機会になりました。
参加者からは、「お米を作るのがこんなにしんどいとは思いませんでした。」「ごはんをつくるのが大変だから、これから残さないようにします」「すごく楽しかったです。」などの感想が寄せられました。
お米の学校では9月に稲刈りを予定しています。
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