創業支援等事業による創業の事例1
安心安全にこだわった洋菓子店
Patisserie Coa (パティスリーコア) 古和 丈裕 さん (33才) |
![]() |
店舗概要
|
![]() 古和さん夫妻と店舗外観 |
![]() 店頭には様々な種類のパンが並ぶ |
![]() 岡山県産のいちごを使ったショートケーキ |
![]() 焼き菓子も豊富 |
事業概要
古和丈裕さんは岡山県総社市にて、「パティスリーコア」という洋菓子店を営んでいる。
パティスリーコアではヨーロッパの伝統菓子の製法技術をベースにオリジナリティ溢れる味わいをお客様にお届けしたいという理念の基、安全・安心な国産材料にこだわったケーキの他、パンや焼き菓子を製造・販売している。
平成30年7月には総社市でも西日本豪雨による災害の影響があったが、トータルで見れば経営は順調だという。
創業について
古和さんは一般企業に就職したものの、子供の頃からの「パティシエになりたい」という夢をあきらめきれず会社を辞め、8年ほど関東、関西の洋菓子店で修行をし、念願だった自分のお店を持った。
開業にあたり修業時代に知り合った妻と一緒に約1年前から準備を進めた。古和さんは岡山県北部の出身で総社市は地元ではないが、地銀の紹介もあり、現在の場所を選んだという。店舗は住宅地の中にある幹線道路沿いにあり、近所に住んでいる人が日常の中で利用しやすい立地となっている。
また、開業するのに必要な店舗物件取得費用、店舗の設計・施工費用、洋菓子の製造機器等の費用については、自己資金の他、国の地域創造的起業補助金の利用、日本政策金融公庫からの借入れで用意した。
店舗の内装やレイアウトは知り合いの設計士と相談しながら決め、施工は設計士の紹介により専門業者に依頼した。
国産材料の使用
「お店で使用している小麦粉・バターやクリーム等の乳製品は主に国産のものを使用しています。また、代表的な洋菓子の他、和三盆のクッキーやプリンとほうじ茶を組み合わせたり、洋菓子に和のテイストを加えたオリジナルの洋菓子も作っています。先日は近所の農家さんから仕入れたセロリを使ったパンを作って店頭で販売しました。」と古和さんは語る。
また、総社商工会議所はパンわーるど総社という企画に力を入れており、パティスリーコアもこの企画に参加をして、一緒に地域を盛り上げていきたいとのことだ。
今後の展望
「岡山県は果物が豊富にあるので、今後はそういった食材もより多く使っていきたい。また、妻と2人だけでは製造能力の限界を迎えてきていてお客様の需要に応えきれなくなってきているので、人を雇ってもっと多くのお客様に私どもの洋菓子やパンをお届けできるようにしたいですね。将来的にはお店をもっと大きくして行きたいと思います。」
地域に愛されるお店を目指す2人の挑戦はまだ続いていく。
創業者への一言メッセージ
「自分たちのやりたいこととお客様が求めていることのバランスをとるのが大切」
(取材時期 平成31年3月)
お問合せ先
経営・事業支援部食品企業課
TEL:086-224-4511(内線2152、2171)
ダイヤルイン:086-224-9415