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北海道農政事務所

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令和2年度「受け継ぎたい北海道の食」動画コンテスト表彰式(概要)

【日時】令和3年3月2日(火曜日)14時00分~15時30分
【会場】京王プラザホテル札幌 地下1階 プラザホール
【主催】農林水産省 北海道農政事務所

主催者挨拶

    農林水産省 北海道農政事務所長      山田 英也
所長挨拶

   この動画コンテストは北海道各地にある食文化を広く発信し、次世代に継承していくことを目的として開催しております。三回目となる今回は、今までで最多の84作品の応募がありました。 応募いただいたどの作品も北海道の魅力を伝えていきたいという熱意や、地域を盛りあげたいというメッセージが込められていました。
   これまでの受賞作品は北海道銀行の本支店各店舗で配信いただいたり、新聞・広報誌などのマスコミに取り上げられるなど、ますます注目が高まっています。 これからも受賞されました作品を地域で広く紹介していただくとともに、私どもも皆様と一緒に北海道の多様な食を発信していきたいと思います。

来賓祝辞

    国土交通省 北海道開発局 開発監理部 開発調査課長      芳賀 義博
来賓挨拶

   北海道には、住んでいる私達でさえ知らない地域の食が数多くあります。広く発信するとともに、地域で受け継ぎ、次の世代に繋げていくことが必要であると思います。コロナ禍で人々の往来が少なくなっている状況で、動画で食文化を伝える取り組みはより一層意義のあるものであると感じております。
   なお、開発局でも平成28年3月に閣議決定された第8期の北海道総合開発計画を策定し、食と観光を戦略的な産業として目指しています。そうした意味でも、今回受賞された皆様の活動のように、それぞれの地域の特徴のある資源を活かして、積極的にPRする取り組みがますます重要と感じております。今後も皆様とともに取り組んでいきたいと考えております。一層のご協力を賜りますようお願いいたします。

表彰及び表彰作品の上映、審査委員の講評

道南あっさぶ町  山ごぼう  (厚沢部町地域おこし協力隊  中村 和恵)
厚沢部町

   厚沢部町で隠れた名品となっている山ごぼうを多くの皆様に伝えたいと思い、動画を作成しました。山ごぼうは普通のごぼうと食感や風味が違い、シャキシャキとした食感が楽しめます。道内ではあまり出回ることが少ない、希少な山ごぼうですので、もし見かけた際はぜひ手にとっていただきたいと思います。厚沢部の特産品、野菜で町を元気にするため、これからも活動を続けていきますので、よろしくお願いいたします。



 ・講評:審査委員   小田嶋 政子(北翔大学名誉教授)

小田嶋委員

  厚沢部の大地を築く黄金色の稲穂や、メークインなど町の歴史ある食材を織り交ぜながら、新しい食材、隠れた名品をご紹介いただきました。山ごぼうがお新香巻に使用されていることを動画の最初に紹介することで、身近な野菜であることを効果的に伝えるとともに、その他の調理方法も多数紹介し、大変利用価値の高い食品であると伝わりました。食べてみたい、誰かに紹介したい、と私達に思わせてくれる魅力が表現されている、そのような動画に仕上がっていたと思います。山ごぼうは北海道でもっと広く普及してほしい食材と感じておりますので、これからも健康に気をつけて益々頑張っていただきますよう応援申し上げて講評とさせていただきます。


農家直伝ルバーブおにぎり  (酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 食物利用学研究室)
酪農学園大学

  私達の研究室では北海道の食材を利用したレシピの開発や本学で生産された農畜産物を利用して研究を進めています。テーマとした「ルバーブおにぎり」は北海道の郷土料理ではありませんが、本研究室の学生が実家の農園を手伝った際に祖母に作ってもらった思い出の味です。ジャムとして利用されることが多いルバーブですが、これからはご飯のおかず、おにぎりの具材としての活用方法も広く伝わってほしいと思います。動画の最後にレシピを掲載していますので、ルバーブが手に入った際はぜひお試しください。



 ・講評:審査委員   多原 良子(札幌アイヌ協会副会長、アイヌ女性会議メノコモ代表)

多原委員

  この作品の良いところは皆様が収穫から行っていたところです。普段口にしている野菜がどのように育つのか、実際に目で見て学ぶことで自然への感謝を感じられると思います。梅干しのような味わいで、簡単に作れるというので、ルバーブを見かけた際は私も作りたいと思います。若者が動画を発信することで、これから多くの世代に伝わっていくのではないかと思います。これからも様々な料理を受け継いでいってください。


故きを守り新しきを拓く札幌黄  (札幌保健医療大学 保健医療学部 栄養学科 商品開発研究会サークル)
札幌保健医療大学

  私達の大学は札幌市東区にあり、東区は道内で最も早く玉葱栽培が行われた地域です。大学に通学する道中で、札幌黄と書かれた旗をよく見かけること、そして大学農場でも栽培していることから、札幌黄とはどのような玉葱なのか知りたいと思ったのが、動画のテーマに選んだきっかけです。
    札幌黄は100年以上も前の文献に登場する歴史のある食材で、時代の流れとともに幻の品種となりつつありましたが、魅力ある品種を残したいという人々の思いから、最近ではスーパーでも見かけるようになりました。 加熱すると甘みが強くなる特徴を活かし、炊き込みご飯のレシピを考案しました。



 ・講評:審査委員   萬谷 利久子(北海道6次産業化プランナー、野菜ソムリエ上級Pro)

萬谷委員

  玉葱を丸ごと炊飯器の中に入れるという豪快でインパクトのあるレシピ、まさにインスタ映えするレシピだったと思います。大変印象に残りました。また、非常にこだわったという効果音がこの作品の良さを引き立てていたのではないかと思いますし、若い感性が現れてとても面白く仕上がったのではないかと思います。
    さらに、このような点があればもっと良かったと思うのは、心象風景です。札幌黄のどのようなところに魅力があったのか、動画を製作する中でどのような発見があった等、作成者の心の中を見てみたいという気持ちになりました。作る人、食べる人、そんな人達を繋いでいきたいという思いをこれからも持ち続けて、また新たな動画を作っていただきたいです。


酪農のまち天塩町の牛乳豆腐  (天塩町スローフードの会 伊藤 千枝子)(久保 綾香)
天塩町

  道北の町、天塩町は海、川、そして山と自然の宝庫で、食べ物も何でも揃っているとても素晴らしいところです。牛乳豆腐は酪農家で普通に食べられていますが、地域おこし協力隊の久保さんはとても感激されて、ぜひ多くの人に発信したいということで動画を作成し応募いたしました。おうち時間の中で、動画を見ながらぜひ作っていただければと思います。



 ・講評:審査委員   村井 弘治(すすきの浪花亭 代表取締役社長)

村井委員

  料理人の立場から作品を見させていただきましたが、この作品は食べてみたい、作ってみたい、誰かに教えたいと思う動画であると感じました。実際に私も牛乳豆腐を作りましたが、上手く作ることができませんでした。しかし、失敗することも食を知る上で大事なことと思います。昨年に引き続き応募されたということですので、これからも動画を作り、北海道の食を盛りあげてほしいと思います。


カスベの「ぬた」  (オホーツク枝幸ブランド推進本部)

・講評:審査委員長   荒川 義人(札幌保健医療大学保健医療学部長)

荒川委員

  動画の冒頭に、オホーツク海の荒々しい映像、主役であるカスベを北海道の地形と重ねることで、北海道らしさが表現されておりました。それから実際調理に入りますと、漁師さんらしいカスベのダイナミックなさばき方を、一つ一つ丁寧に説明されており、映像を見ていて作ってみたいという気持ちにさせていただきました。また、「ぬた」の他にも様々な料理を作っており、料理としての発展性にも触れられていたことも高評価に繋がったと思います。
   さらに良くなるとすれば、「ぬた」は四国で生まれたという説が有力ですが、どのように北海道に伝わり、何故カスベと組み合わせたのか、カスベとの相性の良さを強調していただくと、より魅力が伝わってきたと思います。
   どの審査委員からも高く評価されての優秀賞受賞でした。おめでとうございます。

総評

審査委員長       荒川 義人(札幌保健医療大学保健医療学部長)


   今年度応募のありました84作品について、私達審査委員はコンテストの趣旨、整合性、北海道の独自性、北海道食文化の背景、受け継ぎたいメッセージ性といった視点から一つ一つ作品を拝見しました。何度も繰り返し見直しながら評価させていただいた作品もございます。
   また、審査委員会の開催時には、回を重ねる度にコンテストの趣旨や目的が浸透しまして、何を伝えたいのかという明確なメッセージ性が伝わってくるようになったという印象を委員の皆様と共通で認識いたしました。したがって今回受賞された作品はもちろんですが、受賞を逃した作品にも実は魅力ある作品が多く含まれていまして、全体で非常に難しい審査であったことを強調させていただきたいと思います。
   今回受賞された皆様には、ぜひ今回テーマとした食をしっかり受け継いでいただくことはもちろん、またそれぞれのお立場で違った視点から、まだまだ気づかれていない魅力溢れる北海道の食を見出していただきますとともに、ますますこのような活動を積極的に進めていただきたいと思う次第でございます。

後日表彰を行いました

表彰式当日、ご都合により欠席されたオホーツク枝幸ブランド推進本部の皆様には、後日表彰を行いました。

枝幸町

お問合せ先

生産経営産業部 事業支援課

担当者:地産地消担当
代表:011-330-8810
FAX番号:011-520-3063