津別町木質バイオマスセンターを訪問しました
津別町では、集落や市町村レベルで小規模な木質バイオマスエネルギーの熱利用を行い、森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組みである「地域内エコシステム」を構築しています。
木質バイオマスセンターは、「地域内エコシステム」構築の核となる施設で、津別町における森林整備の促進を目指して、地域資源である木質バイオマス(主に林地未利用材)の収集、受入(買取)、チップ加工、販売・運搬等を行っています。
町の担当者によると、当初木質チップは、主として公共施設の燃料として利用することを想定していましたが、農地の基盤整備や家畜の飼料などの農畜産用や、薪等の新たな需要の開拓にもつながったそうです。
今後は更なる取組として、チップボイラーを導入したエネルギーセンターを建設し、民間福祉施設に熱供給を行うという構想があります。
【林地未利用材とは】
森林の伐採の際に発生する「製材等に利用できない細い間伐材」や「枝条」「木の根元」など、これまでは未利用のまま林地に残されてきた木材です。
撮影データ
◯撮影年月日:令和7年7月3日(木曜日)
◯撮影場所:津別町
木質バイオマスセンター
林地未利用材等
移動式チッパーによる破砕
破砕後の木質チップ
木質バイオマスセンターで調整後の木質チップ
お問合せ先
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